(森林環境税のポスター)
「福岡でも来年4月から新しい税の導入が決まっていますが、皆さんはご存知でしょうか?」 なにそれ? 色々な方と話してもよく理解していない人や知らない人が多数であるのが現状なのです。一人500円の負担増になりますが、問題は県民の理解とその目的の徹底なのですが・・・。
福岡県の県土の45%は森林なのですが、その内3分の2は人工林(ヒノキ、スギ)で福岡市と同じくらいの面積の森林が荒廃しているのです。戦中戦後に県内いたるところの森林を伐採し、その後県土復興の為にスギやヒノキを植林しました。その後、成長して伐採の時期なのに林業従事者の減少や木材の価格低迷により放置されています。
このままにしていると荒廃はますます進み、土砂の流失や雨水の蓄える機能、CO2 の吸収力がますます悪化して行きます。今後10年間でこの荒廃した県民の財産である森林を再生し環境の整備の為に年収100万円以上の方を対象に年間500円負担してもらうことが、決定しています。福岡市民も市外の森林から多くの利益を享受していますし、この機会に是非環境について考えてみて下さい。
昨日、九州電力とそのグループ会社で構成する「電力総連」の会合にて、「県政報告」を行いました。最初は30分程度の講演時間の予定でしたが色々なことを話しているとついに45分も話してしまいました。その後市政報告をする三原市議の時間まで食い込んでしまいました。恐縮です。
県議会の仕事や定例会での質問について、そして環境問題として上記の森林環境税や先日視察した原子力発電についてなど行いましたが、基本は県政をもっと身近にです。
来週は天皇皇后両陛下が福岡県庁にお見えになられます。
私も県議会の代表として整列してお迎えする予定です。