MA by So Shi Te 

南青山のインテリアショップ MA by So Shi Te のブログです!
毎日の出来事を綴らせていただきます。

冬の長野

2011-12-28 19:10:37 | Personal
今年の営業は明日29日まで、
 1月4日までお休みをいただいて
 1月5日よりまた通常営業をいたします。

1月4日はまた夏に会いに行った習志野にお住まいの方と、
 成田山へ初詣。

年越しは長野へ行ってきます。
 母の実家。
 そこは祖母が住んでいた場所。

母屋があって、
 庭を挟んだ逆側に平屋の小さな小屋のようなものがある。 
 その離れが祖母の家だった。

祖母の息子(母の兄)は自分が生まれる数日前に他界、
 その母屋には祖母にとっての義理の娘家族が住んでいた。

夏になると毎年のように家族で遊びに行って、
 河川敷の花火大会を見に行ったもの。

でもその時に泊るのは、
 伯母の住む母屋ではなく、
 祖母の暮らす小さな離れだった。
 
自宅から数分の所に公衆温泉はあり、
 温泉街の街にも徒歩数分。
  射的場もあり兄弟で夜の温泉街を走り回ったものだった。

その祖母も脳卒中で倒れ、
 義理の母の面倒を見切れないと、
 伯母は東京の病院へ、
  そして老人ホームに入り、 
  母と母の姉が数年介護をしながら
  自分がまだロンドンにいた頃に息を引き取った。

祖母が離れてから、
 その長野の家には一度も行かなかった。 
 
やがて伯母も亡くなり、
 主を失った家。
 
母にとっては実家である場所。
 今は両親がその家を守っている。
 
今年の夏、 
 その家を訪れた。

母屋に2泊して、 
 温泉に入ったりドライブをしたり、 
 とても楽しい3日間を過ごした。

帰り際、
 駐車場に行く途中
 祖母の暮らしていた離れの前を通った。
  そして中を覗いてみたくなった。

玄関を開けた正面がリビングで、
 左はキッチン。
 キッチンの奥は寝室。
  そのキッチンの奥に自分達は寝泊りをしていた。

キッチンの冷蔵庫には
 いつもオロナミンCが入っていて、 
 祖母は小さい自分達に飲ませてくれた。

祖母はオロナミンCを毎日飲んでいたらしい。
 オロナミンCを飲むと体がポッポするのよね、
  ってキッチンで言っていたのを覚えている。

今は主を失った離れの扉に鍵を差し込む。
 何も無かったかのように普通に扉は開く。

ガラーンとした離れ。
 パッと見たところに物は殆ど置かれていない。

玄関に入って、
 左のキッチンを見る。
 キッチンの窓から差し込む明かり、
  でも何も無い。

どうして祖母と伯母は同じ屋根の下で暮らさなかったのだろう。
 やはり二人の間には壁があったのか。
 娘と言っても義理の娘、
  遠慮をしながら暮らしていたのだろう。
 
祖母はこの離れで幸せだったのかな?!
 
その時には中に入る勇気が無かったので、
 離れには上がらずそのまま玄関を後にした。

今度は中に入ってみよう。
 何か思い出の品があるに違いない。。。




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2 コメント

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Unknown (わし太夫)
2011-12-29 00:59:22
仲が悪くなくても一緒じゃない方がうまくいくってことはよくあることです。それはそれで幸せだったのではないでしょうか。
お知らせです。今、日本橋高島屋でまたまた和紙の展示が、詳細はface bookにて
返信する
わし太夫さん♪ (Shiro)
2011-12-29 15:18:13
コメントをありがとうございます!
そうですね、一定の距離を置いた方が良い時もありますものね。
今年はなかなかお力になれなくて申し訳ありませんでした。

来年もどうぞよろしくお願いいたします!
デパートの展示は年始に見に行くようにいたします!
返信する

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