週末は突然の大雨、
凄かったですね。
大雨が降ると、
お店の下水道からぼこぼこ聞こえてきます。
下水道が逆流直前なのか、
下水道から空気が上がってきて、
水洗便所の水がバシャバシャと
便所の蓋の内側を濡らします。
そんな荒れ模様の土曜日、
Eさんの奥様が突然お電話をくださり、
これからお店に来てくださると連絡をしてくださいました。
Eさんは私が前に勤めていた会社の技術の部長(当時)。
誰よりも仕事熱心で、
自分自身にも、部下にも厳しくて、
恐れられ、でも誰からも尊敬され、
そして慕われていた方。
仕事はいつも丁寧に、
手抜きなどせず、
彼の発する言葉は
誰からも信頼されていた。
前の会社は今のインテリアショップとは全く異なり、
工業用潤滑剤のメーカー。
祖父が創業した会社だった。
普段の生活で直接見かけることはないけれど、
いたるところに使われていて、
無ければ困る縁の下の力持ち的な物を作っては販売していた。
Eさんは技術部。
そして私は営業と一見接点が無いようで、
実は大変お世話になった方。
私は国内営業部から海外営業部へ移った時、
韓国・米国を中心に
南米、ロシアなどを担当していた。
韓国には有力な販売店がおり、
韓国系の自動車関連メーカーなどへの売り込みが主。
毎月のように韓国へは訪問していた。
営業だけではカバーしきれない案件も多々あり、
その時には技術の方に一緒に同行をお願いするのだけれど、
Eさんは忙しいにも関わらず率先して自ら出張に同行してくれた。
韓国は俺が行かなければいけない、
そういつも言ってくれていた。
何回一緒に出張へ出かけただろう。
中国へも一緒に行った。
Eさんの訪問は
必ずお客様からも歓迎され、
社内だけでなくお客様にも信頼されていた。
お酒を飲むと呂律が回らなくなるほどとことん飲む。
接待の後でも販売店の人と別れた後に、
遅い時間まで屋台で一緒に飲んで語った。
時間があると娘さんに頼まれたという小物を
一緒に色々な場所へ何度も買いに行った。
Eさんと行く出張を
私も楽しんでいたし、
Eさんも楽しんでくれていたと思う。
自分にとっては優しい先輩だった。
そしてEさんも自分のことを「しろうちゃん」と呼んでくれて
惜しみなく色々な場面で助けてくれた。
そんなEさん。
数か月前にすい臓癌であることが発覚。
余命3ヶ月の宣告を受ける。
すい臓癌は怖いですね。
発見される頃には末期の状態が多く、
Eさんも治療の施しようがない状態だったとか。
お店の休みが無いため
お見舞いにも行けず、
父から状況を聞いたりしていた。
そして宣告通り、
ご両親に看取られて
先日息を引き取ったとの知らせを聞いた。
まだ50代。
彼は確実に会社にとっても宝のような人だった。
そして先日の土曜日、
Eさんの奥様がお店にわざわざ会いに来てくださった。
色々と話を聞いていたもので。。。
入院中に色々とEさんは私のことを奥様に話していたらしい。
奇跡は起きると信じていたけれど、
奇跡は起きなかった。
もっとちゃんとお礼を言いたかった。
ありがとうEさん、
あなたの優しさと厳しさは
私の一生の宝です。
本当にありがとう。
心よりご冥福をお祈りいたします。
凄かったですね。
大雨が降ると、
お店の下水道からぼこぼこ聞こえてきます。
下水道が逆流直前なのか、
下水道から空気が上がってきて、
水洗便所の水がバシャバシャと
便所の蓋の内側を濡らします。
そんな荒れ模様の土曜日、
Eさんの奥様が突然お電話をくださり、
これからお店に来てくださると連絡をしてくださいました。
Eさんは私が前に勤めていた会社の技術の部長(当時)。
誰よりも仕事熱心で、
自分自身にも、部下にも厳しくて、
恐れられ、でも誰からも尊敬され、
そして慕われていた方。
仕事はいつも丁寧に、
手抜きなどせず、
彼の発する言葉は
誰からも信頼されていた。
前の会社は今のインテリアショップとは全く異なり、
工業用潤滑剤のメーカー。
祖父が創業した会社だった。
普段の生活で直接見かけることはないけれど、
いたるところに使われていて、
無ければ困る縁の下の力持ち的な物を作っては販売していた。
Eさんは技術部。
そして私は営業と一見接点が無いようで、
実は大変お世話になった方。
私は国内営業部から海外営業部へ移った時、
韓国・米国を中心に
南米、ロシアなどを担当していた。
韓国には有力な販売店がおり、
韓国系の自動車関連メーカーなどへの売り込みが主。
毎月のように韓国へは訪問していた。
営業だけではカバーしきれない案件も多々あり、
その時には技術の方に一緒に同行をお願いするのだけれど、
Eさんは忙しいにも関わらず率先して自ら出張に同行してくれた。
韓国は俺が行かなければいけない、
そういつも言ってくれていた。
何回一緒に出張へ出かけただろう。
中国へも一緒に行った。
Eさんの訪問は
必ずお客様からも歓迎され、
社内だけでなくお客様にも信頼されていた。
お酒を飲むと呂律が回らなくなるほどとことん飲む。
接待の後でも販売店の人と別れた後に、
遅い時間まで屋台で一緒に飲んで語った。
時間があると娘さんに頼まれたという小物を
一緒に色々な場所へ何度も買いに行った。
Eさんと行く出張を
私も楽しんでいたし、
Eさんも楽しんでくれていたと思う。
自分にとっては優しい先輩だった。
そしてEさんも自分のことを「しろうちゃん」と呼んでくれて
惜しみなく色々な場面で助けてくれた。
そんなEさん。
数か月前にすい臓癌であることが発覚。
余命3ヶ月の宣告を受ける。
すい臓癌は怖いですね。
発見される頃には末期の状態が多く、
Eさんも治療の施しようがない状態だったとか。
お店の休みが無いため
お見舞いにも行けず、
父から状況を聞いたりしていた。
そして宣告通り、
ご両親に看取られて
先日息を引き取ったとの知らせを聞いた。
まだ50代。
彼は確実に会社にとっても宝のような人だった。
そして先日の土曜日、
Eさんの奥様がお店にわざわざ会いに来てくださった。
色々と話を聞いていたもので。。。
入院中に色々とEさんは私のことを奥様に話していたらしい。
奇跡は起きると信じていたけれど、
奇跡は起きなかった。
もっとちゃんとお礼を言いたかった。
ありがとうEさん、
あなたの優しさと厳しさは
私の一生の宝です。
本当にありがとう。
心よりご冥福をお祈りいたします。