今日の東京は気温がぐっと下がりましたね。体調は崩されていませんか?
この時期は日ごとに気温が変わるのでスカーフなど咄嗟に身体を温めるものを持っておくと便利ですね。
さて 今日も開店直ぐからもの凄く忙しい一日で大変有難いのですが、同時に嫌な人もいらしてちょっと気分が下がり気味。
先日のテレビを観てきてくださったご年配の男性がいらっしゃいましてね。テレビで紹介していただいたマグネット式一輪刺しを買ってくださいまして、その後店内を見ても良い?と聞かれたので 勿論良いですよと言ったわけです。
すると木のコップや陶器の小さな家など見る物見る物 高いっ、って一緒にいらしたご年配の女性に話しているのが聞こえます。
弊店で扱っているのは日本製ですので、正直それなりにしますし、正直自分でも高いなって思う物もあります。でもそれは作るのに手間の掛かる物だから仕方がないし、それでも私ならそれを理解して自分でも買います。この一つを作り出すのにどれだけの時間がかかり、どれだけの労力が注がれているのだろう?と考えるだけでその価格が妥当であると考えられるものしか私は置かないし、ぼったくりのような物は決して置かない。ほぼ全ての物が売れていくし、この価格でも価値を見いだしてくださる方は多くいらっしゃる。
真剣な物作りにはそれなりの時間と労力が掛かるもの。
ここに置いてある物は全て作家さん、もしくは小さな工場で作っている人がいて、決して暴利を得ようと思っているような人など微塵もいない。日々の生活を粛々と物作りをして過ごし、家庭を支えたい、生きていくための作家・商業活動をしている人々です。そして私はそれを売ってそれらの人々の暮らしを支えたい。そしてそれを買っていただいて少しでも豊かな暮らしを楽しんでいただければと願う。
豊かな暮らしとは生きていく上での最低限以上の一見不必要と思われるものに囲まれる生活。最低限の暮らしが白黒の世界だとすれば、豊かな暮らしとは色を加えていくこと。白黒でも勿論生活はできるけれど、色が付いていた方がより楽しいでしょ?
その男性が高いと10回くらい言ったところで流石に頭にきて、
「これを真面目に作っている人がいるんですよ。作っている人に高いと言ったら失礼だと思いませんか?あなたがもし同じ物を作ったらそんな安価で売ろうと思わないですよ。」
と伝えると高いと言うことを止め、一応店内を物色してありがとうと仰って退店された。
もういい歳をしているのに今まで何を経験して勉強をしてきたのだろうか?もうその人は弊店へは戻ってこないだろう。でもそれでいい。言われっぱなしじゃ気が済まないし、何より作家さんに申し訳なくて涙さえ出てくる。少しでも考えていただく機会になってくれたらそれで良い。
おっと、長くなって失礼しました。
本日の本題は加藤淳さんのマグカップの入荷情報です。
このマグカップ、相変わらず人気が衰えず、今日はニュージーランドからの若いご夫婦が買って行かれました。
長く扱っているけれど、どんどん新しい形やデザインが入荷するので販売していても面白いのです。
勿論相変わらず自宅でもマグカップは毎日使っています。
まだ価格は据え置きの3,080円。
MA by So Shi Te
107-0062
東京都港区南青山2-22-15
クリヤマビル1F
03-3401-0922
https://www.mabysoshite.com/
アクセス: 銀座線外苑前駅1b出口を出て真っ直ぐ歩いて1分