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東京の夜景動画ブログです。

ギャラリーのはしご

2007-05-26 23:14:44 | 撮影とテーマ設定2005~06年3月


今日は朝から本当によい天気だったが、遠方から上京する知人を迎えることもあり、小型カメラのみで出かけた。
結局、ロールフィルムを2本消費しただけで、撮影という点ではいささかフラストレーションを感じた。



ただ、知人と別れた後で廻ったギャラリーはどれも大当たりで、その意味では大成功の1日だった。



まず表参道画廊へ寄り道し、本日で最終日を迎えた市川哲男写真展と高橋昇展L'INNOMMABLE(名づけえぬもの)を鑑賞する。感想については直前のエントリーを参照して欲しいが、今日はたまたま宮内克彦氏と出会ったこともあり、展示を観た後であれやこれやを話して和んだりもした。



その後、経堂のロバロバカフェへ向かい、渡辺貴子展「うつろふ」を鑑賞する。こちらは本日が初日ということもあり、渡辺氏ご自身からもいろいろ興味深いお話を聞かせていただいた。
白状してしまうと、自分はちょっと立体美術が苦手なのだが、たまたま訪れた巷房ギャラリーの「階段下の音」展ではまってしまい、それから機会があると展示を観に行くようになったというわけ。
とはいえ、いかんせん立体を表現する言葉を持たない悲しさで、なにか感想を書こうとしても困るばかり。
ただ、今回の作品はこれまでの作品にあった近寄りがたさがちょっと抜けて、より「生っぽく」なってきたように思う(セラミックの作品を捕まえて、生っぽくも何もないものだとも思うんだけどさ)。
ともかく、非常にお勧めの展示だから、時間を割いてでも観に行ったほうがいいと思う。そして、ジャスミンティーをおいしくいただき、次のギャラリーへ向かう。



今度は東北沢の現代HEIGHTS「Gallery Den」にて開催中の林隆文展「これら重要な日々」だが、相変わらず力のめいっぱいこもった作品で、しかも大伸ばしにしているものだから、ギャラリーへ入った瞬間に圧倒されてしまった。
相変わらずというのは、林氏もまた金村ワークショップで一緒に受講したことがあるので、そのときに検討用のプリントをいくつも拝見させていただいていたのだ。ただ、ワークショップを受講していた当時の林氏は、非常に匿名性を重視した力強い作風だが、同時にある種の硬さや戸惑いもあったように記憶していた。
しかし、今回の展示では過去のことを棚上げして、とにかく作家自身の表現したいこと、表現できることを追及していったそうだし、実際に伸びやかさというかおおらかさを感じさせるセレクトになっていると思う。
ほんの2~3回しか一緒に受講していなかったのだが、林氏は自分のことを覚えていてくれて、作品やこれからの制作についても突っ込んだお話を聞かせていただいた。あまりにお話が面白かったので、少し長居をしすぎてしまったかもしれないが、その点は平にご容赦をということで…



ともかく、この展示も非常に観る価値が大きいので、特にストリートフォトがお好きな方は、無理してでも足を運んだほうがよいと思う。



さて、明日こそは腰をすえて撮影したいところだが、こういうときに限って曇ったりヘイズが出たりするんだよね。
へ、東京まで黄砂来てるって



勘弁して欲しいぬぅ~



林隆文 「これら重要な日々」
会場: ゲンダイハイツ・ギャラリー・デン
スケジュール: 2007年05月17日 ~ 2007年05月29日
住所: 〒155-0031 東京都世田谷区北沢 1-45-36
電話: 03-3469-1659 ファックス: 03-3469-1659


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