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ウチは銀塩でいきます

2007-01-10 23:16:32 | 業務関連


今日は夕方から取引先の事務所へ出向いて、新年のご挨拶かたがた仕事の打ち合わせをしてきた。
去年はデジタル導入ですったりもんだりしたものの、とどのつまりは導入見送りと相成ったため、今年も銀塩でお付き合いさせていただくこととなった。
デジタル導入によるコスト削減は大きな魅力だが、編集側の作業負担が大きくなることに加え、画質というか誌面のクオリティ低下が避けられないということが、導入見送りの理由となったそうだ。そのため、とりあえず今年は見送りといったものではなく、今後も銀塩でやれる限りは銀塩を使うということらしい。



以前より、編集者や取材記者にコンパクト機や普及機1眼レフを持たせて、補助的な素材を撮影させるということは広く行われていた。だが、最近は高性能デジカメが広く普及したこと伴い、カメラマンを同行させずに済ませる現場も増えているほど、デジタルは便利かつ低コストで失敗が少ないと受け止められており、そして銀塩の肩身は狭い。
ところが、今回の取引先は銀塩の質感や色彩表現に並々ならぬこだわりをお持ちのようで、また媒体の特性から言ってもコストをかけるだけのことはあると判断されたようだ。



取引先の方々ともいろいろお話させていただいたのだが、コスト削減に汲々とするあまり、企画内容を見失ってクオリティを低下させるようなことがあってはならないし、そのようなメディアは競争に負けてしまうと力武された。
例えば、コンパクト機や普及機1眼レフを編集者や取材記者に持たせても、とりあえずの役にしか立たない画像しか得られないことが多いし、場合によっては再撮を余儀なくされることさえあるなど、当然ではあるものの見失いやすい原則的な話だ。



いずれにしても、最終的に判断するのは受け手の側であり、担当者氏は「顧客を満足させるためには銀塩のクオリティが必要」と考えておられる限り、こちらも銀塩の体制を維持しなければならない。ただ、個人的には銀塩の仕事が残ってうれしく思えたし、あくまでも顧客第一の姿勢を貫く担当者氏に対して、ちょっと尊敬の念を抱いたりもしているのだ。



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