お寺の隅に竹垣で囲った見本園があって立ち寄るのが恒例でした。
久しぶりに看板を見て、まだあるのを確かめて喜んで入っていきました。
残念ながら数も減って、気合いの入らないネームプレートもあったりなかったり、少し残念でした。
ただ初めて出会う花もあって嬉しかったです、今ではあじさいもずいぶん品種が増えているし、見本園も充実させるのは、広さもいるし世話も大変だろうと思いました。新しい品種や人気のあるものはネットでも見られますので、ここには地方の山に自生して咲いている花を集めてほしいなと、それでも「やまあじさい」と名前がついてもやっぱり交配して素朴な味が薄れてきているように思いました。などと言いながら、我が家の庭の隅でも交配種の可愛い何種かのヤマアジサイが咲いていますので、勝手な言い分かもというところです。少し時間をかけて観察しました。
常緑アジサイ・エレネンシス
冬にも落葉しないのが常緑アジサイということでしたが、花は
花びら(装飾化)がない素朴な形でした。ピンクは初めて見ました。
城ケ崎
六甲のシチダンカに似た雰囲気ですが花びらの尖り具合が少し柔らかな
感じでした。
みかん葉あじさい
よく見るとなるほど葉っぱが蜜柑のような。
コアマチャ
甘茶だけれど花が小さいと言うことなのでしょうか。山の少し湿った
木の下に点々と白く見えるのはヤマアジサイだったりしますが
この小さい花びらの丸い花は可愛くて見つけるとほっとします。
名前は不明ですが、この縁が白い装飾花は、一重だったり八重だったり
手毬咲きだったり、フリルがあったり。人気があってよく見かけます。
ちょっと終わりかけで残念でしたが、こんな形の苗があったら
植えてみたいと思いました。
これもシチダンカに似ていますがプレートがありませんでした。
花びらの先が丸いので違うかもしれません。素朴で静かな感じが
します。
とても美しい中の白が少しずつ青に変わっていく手毬咲で、
初めて見ました。名前が不明でどこかでまた出会いたい花です。
☆☆☆
素朴なヤマアジサイもチラホラ花をつけていましたが、全国の山に咲いていて
土地の名前がついているものも多いようです。
梅雨の季節は気分も沈みがちですが、雨が似合う紫陽花が咲くので
いい季節かも知れません。