空耳 soramimi

あの日どんな日 日記風時間旅行で misako

休日

2005-09-18 | その外のあれこれ

母が元気な頃は休日でも朝は同じ時間に起きて、三食はきちんと食べていた。
外で働いたことがなかった母の中ではお盆やお正月以外は一年中変わらない毎日だった。
子供の頃は、日曜日は普段やらない部屋の掃除でもしなさいと厳しく言われた。
一週間たつと私の部屋は本等で机の上が山のようになっていた。(畳の上にも散乱)
サスガに私も主婦になったし、途中から少し働いたので休日はのんびりしていても何も言われなかった。
母が洗濯を始めると申し訳ないので遅くても起きていくと、もうみんな終わっていつものようにリビングで本を読んでいた。
子供たちが先に起きて賑やかに話していることもあった。

いつも食事を作ってもらっていたので、休日は出来るだけ料理をすることにしていた。
外食をしなかった母に、たまには外に出ようと言ったが滅多に出かけることはなかった。
思いついて出かけようよと電話をするともう食事の用意が出来ていた。
昔人間の母は何事かなければ外には出ないのが身についていて、家族もそんなものだと思っていた。

仕事をしてみると、いろいろ考えることも多く、勉強したくないことまで見聞きするので早くやめたいといつも思っていたが、止められない破目に陥ってしまったので覚悟を決めた。でも早く専業主婦に戻って母に楽をさせたいと思っていた。
食事の後は娘と三人で手分けをして片付けていたが、晩年は家事も出来なくなった。申し訳ないと言い続けて、作って貰って片付けてもらってありがとう といつも言っていた。
やっと定年になった時は母は亡くなっていて、母のよい習慣も一緒になくなってしまった。
私は専業主婦に戻ったので心を入れ替え、母のようにきちんと暮らそうと思った。一日が過ぎてみると無駄に過ごした時間がもったいない。
だが母と違ってどうも一日の使い方にむらがある。そこで時間割を作った。
なかなかいいことだと自画自賛 
自由時間が沢山ある時間割は自分本位だがなかなかいける。時間が見えることで安心できるのかもしれない。

でも休日だけは時間割はやめた。
今日のような連休では三日間なんにもない。休日ダイヤでも私の電車は走らない。

子供は大人になり、嬉しい休日なのでかまってくれるなという顔をしている。
でも、時間になるとみんなお腹が空くので、用意していると喜ぶ。
そこで私は調子に乗って頑張る。内心私のお休みはどうなると思うが言わないことにしている。
でも今日は徹底的に休んだ。
朝はてんでに冷蔵庫の中のものを食べたらしい。お昼にいったん帰宅、ハンバーガーを買ってきた。
「カロリー、と添加物か」「たまには食べて抵抗力をつけるのだ(?)アメリカ人はみんな食べて生きてる」「でも太ってる」「運動すれば。、部屋でも片付けなさい(^。^;) お漬物ならあるからお茶漬けでもいい人」「は~い」という会話があったがなんのことはない、ハンバーガーとお茶漬けという豪の者がいた。(だったらカロリーなんていうな プン)
そして夜はお寿司。

私はいちにち町の中を浮遊していた。本屋に行き、ビデオ屋に行き、友達と買い物に行った。
夕方友人と別れて帰り道、落ち着かないなんだか寄るべない気分で家まで急いでしまった。
時間が有ってもこんなものか。疲れた。

★ 映画 出逢い 1979年 DVD
メロドラマのような題だが 本題は THE ELECTRIC HORSEMAN もっといい題名を!
シドニー・ポラック(愛と悲しみの果て、トッツィー、ザ・ファーム)監督 
ロバート・レッドフォード、ジェーン・フォンダの二度目のコンビ
うらぶれた元ロデオチャンピオンが体に電飾をつけてCMのショウに出ている。同じく元名馬が安定剤を打たれながら一緒に出ている、彼は一念発起、馬を野生に返そうと脱走する。取材のために同行する女性。風景も美しく馬も美しくストーリーもいい、後半はテンポよく進んで気分もいい。

★ 映画 クライム アンド パニッシュメント 2000年 DVD
母は黒人と家を出る、娘が義父を殺す。崩壊した家庭の悲劇が娘にかぶさっている、ストーカーの少年はただ見守るばかり。暗い映画で面白みがない 「罪と罰」といわれても困る。最初のタイトルバックの映像はどういう意味?
でもなんだか見てしまう。伝えたいことがあるようなないような。

コメント
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