[ 6月 30日 ]
[ 5円玉製造原価5円を超える ]
ウクライナ危機と円安が多方面に影響を広げています。
「5円玉」の原料の銅や亜鉛が値上がりし、5円玉の原価も高騰しているというのです。
このままだと、5円玉を作るための鉱物原価が、5円を超えてしまいそうな状況です。
日経新聞は「銅高騰、5円玉の額面迫る、ウクライナ危機・円安で拍車、『50年後、銅はレアメタ
ルに』」という記事を公開しました。
それによると、ウクライナ危機と円安によって円建て銅価格の高騰に拍車がかかり、一時は5円玉
の材料の時価がその額面の84%になったのです。
銅価格は4月の最高値からやや下げたが、もともと電気自動車(EV)向けなどに需要が伸びており、
「5円玉の時価が額面を超える可能性は消えていない」状況です。
こんな中、キャッシュ・レス社会へとシフトしていくことが加速されるでしょう。
[ 川 柳 ]
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今日の写真は下の記事に関連したもので、左はザンビアの銅精錬工場。
右は同じくザンビアでカパー・ベルト(銅の鉱脈)を調査する風景。
世界では今、石炭や石油といった化石燃料に依存しない「脱炭素社会」を実現させる動きが活発化
しており、電気自動車(EV)や再エネ発電システムの開発が加速しています。
脱炭素の推進においては、レア・アースやレア・メタルといった資源が注目されていますが、さま
ざまな鉱物資源の中でも最も必要性の高い資源は銅です。
経済産業省によると、たとえば10GWの洋上風力発電設備を建設する場合、現在の国内1年間の需
要の約10%に該当する約11万トンの銅が必要になると概算されています。
また100万台のEVを製造する場合、約8万トンの銅が必要になると計算されます。
なおEVの銅使用量は、ガソリン車の約3~4倍になります。
いまや「銅は原油に代わる資源」となるという意見も増えており、今後も脱炭素分野における銅の
ニーズは高まると考えられています。
また、それに伴う蓄電池の普及も、銅の価格高騰に影響を与えることになります。
当社は銅の埋蔵量が豊かなザンビアからプラチナなどのレア・メタルを確保しています。
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