昨日は朝7時に大阪を出て徳島にいる、今回の金(ゴールド)買い付けで香港、バンコクに飛んでもらう、スタッフの家に行きました。30年ほど日本を離れていたので、本四架橋を始めて渡りました。快晴で見通しもよく、快適な遠足になりました。
訪ねたのは徳島の40年来の友達ですがほかに、資金面での支援者である川上さんとは舞子で落ち合い、徳島へ一緒に行きました。
そこには私たちのグループで、今度香港へ飛んでくれるもう一人のKさんが待っていました。
3時間ほど話して、大阪に帰るため、徳島駅まで送って貰い、5時半に大阪に着きました。
徳島では、現在のアフリカに加え、Kさんの知人でパプアニューギニアの政府の人と電話が出来、彼の世話でパプアニューギニアでも、ゴールドダストの買い付け交渉に入ることができました。
今朝、シェラレオーネのMr. Gassamaから深夜3時半頃電話が入り、私は寝ぼけマナコで電話を聞けなかったところ、また6時に電話が来て「シェラレオーネから今コナクリ(ギニア)へ無事入った。ここから6月2日にエアーフランスでパリへ向かい、香港へ飛びます。途中何も問題もなく今からゆっくり寝ます」と朗報が入り、ホッとしています。エアーフランスはシェラレオーネのフリータウンから便がないので、隣国のギニアへシェラレオーネから車で向かっていたのです。
「コナクリに居る間、少なくとも日に2回は電話をするからね」と言って上げたらとても喜んでいました。通信環境が弱いところだから、こちらから電話をして、少しでも心配を取り除いてあげたいと思っています。彼が無事国境を越えてくれて、後はエアーフランスに乗り込むだけだから、大分安心できましたよ。<o:p></o:p>
以下の文は朝早く書いて、投稿してから徳島へ行くつもりでしたが、時間がなく今帰って(6pm)入れる事になりました。<o:p></o:p>
今日は、これから(朝7時)本四連絡架橋を通って徳島へ行きます。今回のプロジェクトのパートナーと一緒なので退屈することもなく、楽しい時間が持てそうです。30年以上日本を離れているので、本四架橋を見たことがありません。
今日の天気予報はお出かけ日和なので、気温も上がりそうで楽しみです。
6月3日に香港へ2人のスタッフが飛びますが、私の40年来の友人は徳島の人が、彼の知人と2人に飛んで貰うため、今日、会いに行きます。
シェラレオーネからは一足早い6月2日に飛び立ち、パリ経由で、6月4日に香港に入り、香港のタイ大使館でビサを申請(タイへ入国するアフリカの人は全てビサが必要)発給が6月7日くらいなので先に2人がバンコクへ飛び、2日遅れてシェラレオーネのガッサマがバンコクへ飛びます。
私の自宅はバンコクにありますが、翌6日から私の子供の居るアユタヤで精錬する事になります。
またここにきて、小幅な値上がり傾向にある金価格の推移に関心を向けています。
買い付けが終わってしまったものには関係がないが、売るときの価格は金の国際相場と、当日の円、ドル相場が大きく関係します。
バンコクで売るときはドル建てで売るので、そのときドルが高ければ、それだけ円に換算すると利益が膨れます。
また今回、少しダイアモンド原石も入るので、既にある売り先へあたります。
日本で売るときは、ブリリアントカットをしたものが基本で、原石のままだと加工産業が多いバンコクの方が売り易い、と思います。何しろ宝石加工はタイの重要産業の一つですから裾野が広い。<o:p></o:p>
昨日触れた南米の金鉱山ですが、アルゼンチンは以前、長らく年間1トン程度の産金量でしかなかったが、97年に大型銅鉱山としては高い金品位を有するBajo de la Alumbrera鉱山、98年には南部サンタクルス州のCerro Vanguardia金、銀鉱山が生産開始したことにより、一躍、金生産国に仲間入りをしました。
中でも、Alumbrera鉱山は年間18万トンの銅の他に20トンの金を産出し、ここだけで、チリの他の全銅鉱山から産出する金の合計を上回っています。
このように金は銅に随伴して産出されています。そう言えば金の色と、銅の色は良く似ていますね。また銀も随伴して産出されます。
今後、アルゼンチンで新たな金鉱床の発見や埋蔵量の増大があれば、この金鉱山を買収する動きが活発になり、それは取りも直さず、鉱山の買収額高騰をもたらし、金の生産コストに上乗せされ、結果的に鉱山の収益を悪化させるという悪循環に陥ることになります。
開発環境の整備されたチリやアルゼンティンは、低生産コストを実現して将来大幅に金生産量を増加させる可能性が高い。
朝起きたら、シェラレオーネからチケットのフライトスケジュールが届いていました。
現地のフリータウン空港を5月30日、17.30pmの出発です。長旅でトランジットはガーナのアクラ、アラブ首長国連合のドバイを経由して、香港着は6月1日21.45pmです。
彼が香港でタイのビサを取るのに合わせて、こちらから6月3日に香港へ行き、そこで合流します。
バンコクへ入るのは6月5日、10.35amです。翌日(日)から精錬にかかります。<o:p></o:p>
私たちのスタッフの一人にパプアニューギニアからメッセージが届きました。
彼はずいぶん前から、パプアニューギニアの政府の関係者と接触していたもので、前から私は「パプアニューギニアは、アジアでは数少ない金の埋蔵を持つ国だから、コンタクトを取ってみたら?」と勧めていたのです。
彼が接触していた人は、以前日本に来ていて、彼の家にホームステイした縁の深い人です。
これが現実に動くまでに、まだまだ時間が必要だし、必ずしも上手く行くわけでもありませんが、買い付けが出来るまでの経過を勉強する良い機会です。
その間、アフリカからのものが入ってきますから、落ち着いてかかれます。<o:p></o:p>
まだ私の友人でゴールドダストに関係している人は、ペルーのシドニーさんです。以前ブログで『ペルーに金を食べる鳥(鷲)がいる』と書いたのを覚えていますか?
ペルーにも金が出ます。チリ、アルゼンチンも埋蔵されています。
当面は6月3日に、香港でシェラレオーネから来るMr. Gassama氏と落ち合い、その後6月5日にみんなでバンコクに飛び、私の子供の家のあるアユタヤで精錬します。
精錬してすぐ売りますが、あまり大きなお金が動くと危険なので、1日に4kgずつ分けて精錬します。
今回は92%のゴールドダストが15kgなので、精錬すると13.5kgくらいの純金になります。
4日で全量、精錬が終わり、Mr. Gassamaは10日にシェラレオーネへ帰り、折り返し20日過ぎにバンコクへ来ます。これも15kgで話がついてます。<o:p></o:p>
再び、ニセモノの金についてですが、普通考え付くのは、鉛などの重い金属に金メッキをしたのでは?という事です。でも鉛の比重は11.43、金の半分ぐらいだから、これはすぐ見分けられます。
でも「タングステン」に金メッキをしたものは見分けにくい。まず比重計では絶対と言ってよいくらい判らない。
ところで、金のニセモノが出回って被害が出た、と言う事実があります。これを質屋さんに持ち込まれたら、質屋さんのレベルでこれを『ニセモノ』と見ぬくことは不可能でしょう。<o:p></o:p>
では、どうやってそれを作ったのでしょうか?材料は前にも述べたタングステンです。
この「タングステン」は、若し手に入っても高いのではないのでしょうか。
まず「タングステン」の融点はおよそ3,400℃と、とても高く、鉄が1,400℃程度で鋳造可能ですから、鉄の2倍以上の熱がないと溶かせない、鍛造できないのですからこれはちょっと難しい。
つまり鋳造でニセの金のブロックを作るのは、ちょっとやそっとでは不可能という事ですね。
ニセモノを作るのも並大抵の苦労では出来ませんね。でも偽札を作るよりは易しいのかもしれません。<o:p></o:p>
「タングステン」は「超硬工具」の原料でもあります。
硬い金型を加工するに際して必要な原料です。
次に一番大事な比重を比べてみると、
鉄 約 7.8 アルミ 約 2.7
銅 約 8.9 鉛 約 11.43
金 約 19.32 タングステン 約 19.3<o:p></o:p>
とほんのちょっとですがタングステンが軽い。でもこれくらいの差は、素人ではまず見分けがつかない。
大掛かりな組織でなければ、町工場レベルでは作れないのじゃないでしょうか。24金の金メッキも簡単に出来ないでしょう。
そんな訳でこれは、相当の技術を持った集団が組織的に造らないとできないと思います。