[ 3月 31日 ]
[ コロナ・ウイルスでトランプ支持急上昇 ]
コロナ・ウイルス感染拡大で右往左往するトランプ米大統領。
連日のようにホワイト・ハウス会見室で自ら感染状況をブリーフィングし、泥縄式としかいいようの
ない緊急対策を読み上げています。
左右には米疾病対策センターのアン・シュチャット首席局次長(医学博士)や米国立アレルギー・感
染症病研究所(NIAID)のアンソニー・ファウチ所長(医学博士)を従えて書いたメモを読む大統領。
せっかく新型コロナ・ウイルス感染対策チームの最高責任者に選んだマイク・ペンス副大統領は最初
から最後まで無言で横に立っているだけ。
ところが23日のブリーフィングにはファウチ博士の姿はなかった。
当初から新型ウイルスを矮小化し、国家非常事態宣言を出した後もできるだけ早期に解除したいトラ
ンプ大統領にとって、慎重論を繰り返すファウチ博士は目障りになり、「排除した」という憶測がワ
シントンでは流れています。
ホワイト・ハウス詰めベテラン記者は「トランプ氏は就任以来、記者会見室に姿を見せたのはほんの
数回。報道官の定例記者会見すら頻繁にやらないように厳命した」「それが今は連日のように姿をみ
せる」
「トランプ氏は中国・武漢市で新型ウイルスが発生した直後は高を括っていました。
中国の習近平国家主席の対応を激賛し、感染拡大は終局に向かっているかのような発言を繰り返して
いた。
ところが3月に入って慌て出した。新型ウイルス禍が米本土に上陸し、一気に蔓延し始めたからだ」
「自らを『戦時大統領』だと意気込んだ。ブリーフィングで自分自身が記者団の質問に答えている」
「すべては名誉を挽回して支持率上昇を狙った『トランプ・ショー』だ」と言う記者。
最新のギャラップ世論調査によると、米国民の6割がトランプ大統領の新型ウイルス感染対応を支持
しています。民主党支持層でもその対応を27%が支持しています。
それに伴い政策全般にわたって3月上旬には支持率が35%だった無党派層では43%に上昇、民主党
支持層でも7%から13%にアップしました。
民主党系の世論調査専門家、アンナ・グリーンバーグ氏は「国家が危機に直面すると、現職大統領に
対する支持率は跳ね上がる。政権にある者しか、具体的な政策を決定することはできないからだ」
「さらに現職大統領は米国民が聞きたい見通しを言う。希望的観測を流す。それで支持率はまた上が
る」「今回はその典型だ。具体的な根拠もないままにイースター(4月12日)までには新型感染禍は収
まることを予想すれば、皆ありがたいと思う。そこで支持率は上がるというわけだ」
トランプ流操作と言えるかも。
[ 川 柳 ]
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