[ 8月 25日 ]
[ 藤井旋風が明るい話題に ]
「読みにない好手を多く指され、勉強になった」。勝利の中にも反省材料を求める普段通り
の受け答えが、史上初の快挙すら通過点であることの証しといえるでしょう。
20日、将棋の第61期王位戦７番勝負を制し、18歳１カ月の高校生棋士、藤井聡太が二冠と
なりました。
日本中が祝福ムードに沸き立つ中、一番冷静だったのは藤井自身でした。
2017年6月、デビューから負けなしで史上最多の29連勝を記録。18畳の対局室に100人の
報道陣が殺到する「超過密」状態で、当時中学生の藤井は平然と感想戦を続けていました。
実は当時、将棋界は屋台骨が揺らぐ「緊急事態」にあったのです。
トップ棋士の不正疑惑の処理をめぐって日本将棋連盟の対応に批判が集まり、同年2月、
会長以下、5人の理事が辞任または解任となりました。
その後、連盟の専務理事となった脇謙二氏は「棋士たちがバラバラになってしまった」と
振り返る。
同４月には時の名人が初めて将棋ソフトに敗北。
棋士の多くが「存在意義がなくなるのでは」と不安を漏らしていたのです。
しかし、スターの登場が空気を一変。
将棋を知らない人も、あどけない「藤井君」の活躍に目を細めたのです。
対局時の昼食メニューや幼少期に遊んだおもちゃに注目が集まり、各地の将棋教室は満員に。
「内輪もめはやめようと棋士が一つにまとまり、まさに救世主が現れた感覚だった」と脇
氏はふりかえっています。
藤井の下には、各企業からCM出演やスポンサー契約の依頼が続々と舞い込みましたが連盟
は藤井の意向を確認の上、すべて断りました。
今は棋力を付ける時期。
長い目で見て、高校卒業までは全力で守ろうと意見が固まったのです。
コロナ禍で国全体が「緊急事態」に陥った今夏、ヒーローは高校生となり、周囲の期待を
上回る速度で進化を遂げていきました。
棋聖戦、続いて王位戦への挑戦を決めると、瞬く間に両タイトルを手中に収めました。
暗いニュースが続く中、各メディアは藤井の一挙手一投足を詳細に伝えました。
「勢いでなく、確かな実力を備えてのタイトル獲得。沈みがちな社会に明るい話題を提供
できたとしたら、将棋界としてもありがたい」と連盟会長の佐藤康光氏は語ります。
「あと10年で僕がタイトル取るのは難しいかな」と 東京で子ども向け教室を開くプロ棋
士、高野秀行氏（48）は藤井の棋聖獲得直後、生徒がそう話すのを聞きました。
「『近所のお兄ちゃん』を応援する感覚のようだ」。
コロナ禍でも、教室には体験入会の申し込みが引きも切らない。
「藤井二冠の将棋には同じプロでも魅了される。同時代に見られることを幸せに感じる」と
多くの棋士は語っています。
[ 川 柳 ]
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で行われた花火大会ですが、花火のメーカーも大変な在庫を抱えて苦しい夏です。
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ーシでは大統領が明らかな不正選挙をする、マリではクーデター、タイでもこれまで絶対
なかった王室批判が出てくる、世界の混乱は収まりそうにありません。
人々は信じるものがなく、そんな中、確信を持てるのは金・ゴールドです。
しかし大手はともかく小規模金鉱山は採掘した金を精錬後換金する手段がなく、流通のパイ
プが詰まっています。
と言うのは全アフリカの国際線は運航されていないため消費地へ運ぶ手段がなく、資金の
流れが止まったままでもう4か月になります。
そして困ったことにコロナ・ウイルスが解消して全面的に国際線が運航できる日を予測で
きません。
それをカバーする手段を真剣に考えていた矢先、ケニアから期待できるプロジェクトが提
案されてきました。
これを確認して進めて行きます。
御意見などある方は下のところにメールをください。 [ lunacorp@live.jp ]
