ボッケニャンドリの思ったこと

思ったこと感じたことを書いているけど間違い、勘違い、思い込みも(^^;

フィラリアの薬を飲ませる期間は?

2005年06月24日 08時07分50秒 | 犬猫
 蚊の出る季節になるとフィラリア予防薬をタロにやる。この薬は5月~11月までの間、1月に1回服用することになっている。疑問なのは山梨でも長野でも期間が同じことだ。気温も違うし蚊が出る時期も蚊の数も違うのにどうして同じなのか。1匹=100匹なのか、それとも単に5月~11月までと大雑把に決めてるだけなのか。どの獣医の話にも納得出来なかったのは量的な説明が全く無い。

 今回は窓口で若い女医らしき人が出てきて薬の説明をしてくれた。こちらの質問はというと、 (1)11月には蚊が居ないのにどうして薬が必要なのか、 (2)どちらかというと暖房を使う12月の方が冬眠中の蚊が出て来るのに何故12月には要らないのか、である。回答は、(1)11月に服用するのは10月に蚊に刺された時の為、 (2)12月に要らないのは気温が下がってるのでフィラリアが繁殖しない、というものだった。

 でもね、今住んでるところだと10月でも蚊は居ないしなぁ。蚊が居ないってことは気温が低いわけであって繁殖もしないんじゃないのかな。だいたい今回の女医(?)さん、向きになって説明するのが変。丁度昔の医者が説明を嫌がったり何か聞くと直ぐに怒るのに似てると思った。だけど具体的なデータを出さない限り、丁寧に話そうが声を大きくしようが説得力は生まれない。



 インターネットで フィラリア 感染率 で検索した。常識のうそシリーズ/その2「フィラリア予防薬の勘違い」によると、この薬は飲ませた時だけ効くというもので、1ヶ月間効いてるわけではないということだ。てっきり1ヶ月間虫を寄せ付けないのだと思ってたがこれが大きな勘違いだった。なんとフィラリアの幼虫を1ヶ月間貯めておいてから駆除する薬だそうだ。この辺りを知らないと医師の回答の意味も理解しにくいけど、こういうページがあるくらいだから勘違いしてる人は多いに違いない。

 「フィラリア予防薬の勘違い」を読んだ後にHDUの計算式を読むと1年のうちどの期間に薬を飲ませないといけないかが分る。これによると日々の最高気温と最低気温から計算できるHDU(Heartworm Development Heat Unit)という値を毎日積算することによって感染の可能性のある期間が分るようだ。簡単な話、ある程度気温が上がったら飲み始め、下がったら止めるというものだ。

HDU = 1日の最高気温と最低気温の平均 - 14 但し値が負の場合はゼロとする

感染開始日HDU積算値が130となる日
感染終了日30日間のHDU積算値が130となる最後の日

 出来れば獣医はこの値を日々院内に張り出して説明のために使って欲しいもんだ。また獣医をあまり信用出来てない飼い主もこの値を計算して獣医と話すのも良いと思う。紹介した2つのサイトによって疑問はある程度解けたけど、蚊の多い少ないが一切考慮されてないのが残念。ちなみにフィラリア予防/フロントラインの個人輸入アドバイスが紹介するサンシステムの動物薬個人輸入代行で個人輸入すると半額以下。来年はこれにしようかな。



 火曜日の夕方、一応電話帳で診察時間など確認して行ったら休診日だった。ロシアン・ルーレットはやらないようにしよう。

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2 コメント

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蚊の多い少いではない (ちゃちゅけ)
2005-06-24 12:45:59
地域以外にも室内に飼われている犬もいれば、屋外で飼われている犬もいます。

異なる環境別に薬を製造できれば問題無いが、現実的ではないでしょう。

投薬の時期が長いのは媒介している〈可能\性〉のある蚊がいるからで、感染後、活性して発病するのを防ぐ為です。

昔は犬が瀕死になるくらいキツい薬を使っていました。

犬にはもちろん、飼い主の精神的負担も少なくなったと思います。

もっとも、月一回の投薬が負担と言われたらそれまでですが。
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多い少ないでないならば (ボッケニャンドリ)
2005-06-24 13:22:51
「多い少ないではない」ならば、エイズの人の血を吸った蚊は怖い、ということになってしまう。



実際には蚊に刺された回数も分らないしで蚊の量の話が出て来ないだけでしょう。もしかするとそういう基礎研究が既にあるのかもしれないけど、その結果が分ったところで飼ってる犬がどの程度蚊に曝されてるか分らないので役に立たない、と。



で、説明する側としてはそういう事も含めて話す必要はあると思う。

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