佐久の岩場にはマムシが出る。たまにしか見ないんだけど、去年大雑把な計算をしたら遭遇率6~7%となった。それが今年は1度も見てない。岩登りでないのも含めて冬眠時期を除いて20回くらい行ってるけど全然。何が困るって噛まれる以前に保護色と言っても良いような色や模様。その点ヤマカガシは目立つので良い。日本のヘビでこれが一番派手かな。マムシもこのくらい派手であって欲しい。
ヤマカガシは少なくとも子供の頃は無毒とされていた。それが日本一の毒蛇に昇格。他の毒蛇と違うのは2つ。首のところにも毒がある。二十歳頃に飼っていた猫がこのヘビを見つけて首に噛みついた。そしたら直ぐに離したと思ったら口から泡を吹きだした。その頃にはそこに毒があるらしいと知っていたので急いで水道水で口を洗った。その後異変は無く収まった。首を噛むと傷から毒が出て来るそうだ。そんな毒なので直ぐに洗い流すのが有効。
2つ目は毒牙。普通は犬歯なんだけどこのヘビは奥歯。よほど弄らないと奥歯で噛まれることはないらしい。そのせいでずっと無毒ヘビ扱い。でも毒の強さはマムシの3倍、ハブの10倍という強度。イメージではハブが1番マムシが2番。マムシに噛まれると1ヶ月くらい不調になるそうだ。血清で治療して数日でOKではない。ヤマカガシに噛まれたら病院は正しい治療が出来るのかちと不安。幸い鉢合わせしても逃げてくれるので助かる。触らぬ神に祟りなしの教訓を活かすしかない。
ヤマカガシが蛙を飲み込んでるところを数回見たことがある。どれも頭からでなく尻から。なので初めて見た時は手のある赤いヘビに見えた。飲み込んだ部分が広がって赤が目立つのだ。それを見た時に当時流行っていたツチノコだと思った。でも良く見たら蛙とヘビのコラボ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます