ヨメの知り合いに数学者が居る。こんなヨメに何故そんな知り合いがと思うだろう。単にクライミングという共通の遊びという縁。その人とヨメは御座山(おぐらさん)に行った。道中色々な話をしたんだけどその中に出て来たのがＡＢＣ予想。俺がその数学者だったら「 英語の勉強始めたの？ 」と聞くだろうな。
同じ事を××さんも言ってたとその人は言った。言ったのは東京に住んでる女性。何処ぞの上流階級の人かというような品のある人。歳は７０を過ぎてるけどそんな風に見えない。それどころか４０代だと思った人がいた。俺はそう思った人に「身近に綺麗な人居ないの？」と聞きたかったけどそれは言えなかった。ちなみに俺は６５以下に見えたけどね。で、その女性が「あんな難しいことばかり考えてるから数学者って変なのね」と言い放った。
ＡＢＣ予想の話はＮＨＫの科学番組で観た。それが普通の人が興味が湧くような話に仕立てられているようだ。湾岸戦争以来、報道番組は偏りがあってダメダメだと思っていたけど科学番組にも演出があったんだなぁ。そうは言っても科学番組は面白い。ロシア・ウクライナのお涙頂戴モードな報道、何を数えてるか分からない感染者数報道よりは遥かにマシ。
最近観たのは伊能忠敬の話。伊能忠敬といえば日本地図だけど初めは天文に興味があってそれが高じて地球の直径を測ったりした。その時に木星の衛星を観測する話があった。望遠鏡があれば良いってもんではない。木星は見えても直ぐに望遠鏡の視野から消えてしまうのだ。あれやこれや先駆者がぶち当たった壁を垣間見た気がした。
いえ、「ＡＢＣ予想」の話です。