ＧＷ、最初で最後の遠出がお通夜

　ＧＷ、最初で最後の遠出がお通夜。埼玉の越谷なので翌日の告別式には行かなかった。まぁこの日が今頃来るのは薄々予想してたことだけど爺になる前の死ってのは早過ぎる。斎場にはバスで行くことにしたが何処に行ってもバス路線というのは余所者にとっては分りにくい。

　バス亭の列の最後に並んでた二十歳くらいの女性に尋ねてみた。ところが反応が無い。よく見るとイヤホンをしてる。聞こえなかったのかと思ってもう一度顔が少し見えるようにして聞くと今度は明らかにこちらを無視するどころか顔を背けた。この女は一体何を考えてるんだろう。こんな事してるとろくなことがないと思うよ。

　もう１人に聞くがこの人は分らないと言う。観光案内のようなものは見当たらないかと思いつつ辺りを見回すと交番があった。マシヒガシ小学校に行くにはどのバスに乗ればいいのか聞くと分らないと言う。幾らお巡りさんが地理に詳しいといってもバスの事を聞くのは無理がありそうだ。するとそのやり取りを聞いていた別の人が 「 それは増林(ましばやし)小学校じゃないか 」 と言ってくれたので助かった。２番乗り場でバスを待った。

　行先を運転手に確認してバスに乗る。小学校前で降りる時にこちらが聞く前に信号の向こうに案内があるのでそこを左に曲がれば良いと先に教えてくれた。それはタローズバスという変った名前のバス会社だった。バスの運転手とのやりとりであまり良い体験が無いんだけど今回はとても良かった。ちなみにこのバス会社、事前に電話したときの対応も良かった。





　葬祭場に着くと××家という案内の横に故人の写真があった。ところがついこの間見舞いで見たばかりの同級生だというのにその顔にピンと来ないのだ。後で聞くと集合写真の小さな顔を拡大したものらしい。最近撮った写真が無かったようだ。ボチボチ遺影の心配をした方が良いのかな。クライミングの師匠達の正面写真も撮って上げることにしよう。