アパートに住んでた頃、夜中に暴行事件風の物音が裏手で聞こえた。テレビや映画で見るのと違って本物は部屋を暗くして寝ていても怖かった。なかなか終らないので警察に電話した。だけど当時は公衆電話まで行かないといけなかった。
逃げ場の無い特急列車の中で何をするか分らないような奴が凄んでいたら怖いというのは良く分る。最近は子供が悪い事をしても注意しないし、街で高校生がタバコ吸ってても相手が集団だと怖くて注意も出来ない。今回の沈黙はそういうことの延長なんだろうか。
働き者の代名詞のような蟻でも何割かはただブラブラ歩いてるだけで何も仕事をしてないそうだ。何割かは忘れたけど、その遊んでる蟻を集めると誰も働かないかというとそうではない。まぁ変なたとえ話だけど、電車の中にいたのが弱虫だらけだとしても全員知らん顔ってのがどうしても理解出来ない。今では大半の人が携帯電話持ってる。だから闘わなくてもいいからせめて離れた場所でこっそり通報くらいしても良さそうだ。黙っているなんて卑怯な感じ。
春の七草の一つナズナがペンペン草のことだと知ったのは最近のこと。花が散って三味線のバチみたいなのばかりになったのは分るんだけど花が咲いてる時は良く分らなかった。
そんなペンペン草が家の周りで沢山咲いているんだけど花の色に白と黄色があった。この草が家に生えると没落したと噂されるらしいけど、それは茅葺屋根に生えているところから来てるようだ。定期的に葺き替え出来なくなってしまったってことなのかな。だから瓦屋根やトタン屋根だと余程の事が無い限りこの草は生えないはずだ。
しかし雪止めの所なんかに落ち葉が詰まったりすると生える可能性はありそうだ。草が生えてる所を見られてあそこは金に困ってるようだなんて噂はどうでもいいが、そんな草が生えるまで放っておいたら屋根が錆びてしまう。すると余計な出費になるわけでやはり没落に一歩近づくってことか。
TB:ナズナ
