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反共という水脈。
非国民通信さんのエントリー反共主義は不滅なり? に、以下のとおりコメントしました。少し長くなりますが、ご勘弁を。
こんにちは。ご無沙汰して申し訳ありません。
エントリ、とても興味深く拝読しました。 >共産党に理解のある人は科学的で、反共産党主義者は似非科学が好きとか、そう言うわけではないはず ですね。 私にとって大事だと思えるのは、「かつて石原慎太郎以外ならだれでもいい、○○でもいい(○○には有名泡沫候補の名前)、そう公言していた人がいました」、そして「唯一の対抗馬として共産党系の候補が立候補を宣言すると、大慌てで民主党は何をしているのか、民主党は早く候補を立てろと、そう訴え始める始末です」という事実です。これは、両派に共通したように思える。もちろんそのくくりから離れる方もいるのでしょう。 |
氏のエントリーの続編; 続・不滅の反共主義 とあわせて読むと、氏の主張は、なかなか興味深い命題をはらんでいます。
同時に、コメントにも示したとおり、「水伝」騒動に私は興味はない。「水伝」というある種の事象にたいする姿勢に違いがあるにしても、それは政治的な立場のちがいを鏡像的に反映しているものではもちろんない。「水伝」にたいする立場の違いを政治的立場(のちがい)に還元してしまうと誤るのではないか、そう思う。
このようないわば部分的問題としてではない問題を、あらためて非国民通信さんは提供している。
反共産党というある種の思想は、表面上の左右を問わずなぜ「永遠に」続くのか、ということです。私の言葉でいえば、日本人のなかに潜むダブル・スタンダードがなぜあるのか、ということです。
おそらく、それはとくに欧州のパルチザンなどのように共産党の姿にふれる機会が日本では極端に少なかったことに起因している。この点で、絶対的な戦前・戦中の天皇制ともあいまったこととも無縁ではないといえるでしょう。いまでもアカという僭称は生きている! これをどうとらえるかということです。ということは歴史的にアカとはこんなものだと(日本人のなかに)伝承されているということでしょう。
つまり、私自身は、非国民通信さんのおっしゃる「左翼運動が崩壊した時代をリアルに体験しているかどうか」という見立て以前の問題があると考えているわけです。
分かりやすくいえば、共産党が仮にどんなに政治的にうまくふるまおうと、そうでなかろうと、共産党というものを事実上、括弧でくくるという日本の歴史が醸成されてしまっているのです。それに加えて「左翼運動が崩壊した時代」をちょうど日本で新自由主義が徹底されてきた時代と重ね合わせると、いっそうその傾向が強調されたときでもあったと受け取れる。自己責任、自助努力などというイデオロギーにとっては、サヨクとは、吐き捨てるべきパーリアにすぎないのです。市民派も、リベラルも、結果的にパーリアと信じてしまっている。
こんな文脈で考えると、今現在の政党配置を考えた場合、私自身は、たとえば民主党の伸張がどうであるのかというよりも、日本共産党の政治的伸張のほうがはるかに日本の今後、政治状況におおきな影響を与えると考える一人です。実際、民主党と比較してきわめて小数の共産党の存在意義の大きさは、真摯にながめればよく理解できるのではないでしょうか。
あわせていえば、民主党のめざす政治の本質的な方向をこれまでの自民党政治と異なるものだとは私は一切考えない。
いま、長年の自民党政治の綻びとゆきづまりがいよいよ表出しています。それを打開する展望も、方法も、おそらく小沢氏を先頭にする民主党はもちえていないと考えるのです。
だから、その意味で、日本の反共風土をどうとらえるのかということとその克服について無関心ではいられない。
非国民通信さんの問題提起に大いに触発されるのです。
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