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フィガロの立ち稽古、今日で合唱の演技は全部付きました。
みんな知っている通り、フィガロの合唱出番はとても少ないのですが・・・
ダリオの演出で、プラスαの出番がつきました。

なるほど！

ヨーロッパの人からすると、「このシーンでこの人がいないのはおかしい」という部分があり、それを補完する演出もあるし、モーツァルトの作品というのは、他の作品や音楽と関連していたりするので、そんな引用的な部分があったり、と、そういうのは日本人では思いつかないかも、と感じるところがあってなかなか面白い。
それにダリオは演出家というよりそもそも役者さんですから、イマジネーション、インスピレーションが鋭いのでしょうね。

全体はどうなっているのか、通し稽古が楽しみです。


今日は、キャストがだいぶ揃いました。
大御所のオペラ歌手の方々勢ぞろいして、客席から見られていると、実際はそんなに注意深く見ているわけでもないのでしょうけど、すごく緊張してしまいました。


先週つけたダンスの振りがすっかり飛んでしまい焦る焦る・・・
でも、2回目の立ち稽古でみんな雰囲気にも慣れてきて、演技も伸び伸びして表情も少しずつ出てきた感じ。
音楽は、演技がつくとテンポやリズムなど最初はどうしても崩れてしまうのだけど、音楽専攻者たちばかりなので、周囲から聞こえてくる声は皆美しいし、注意されると修正は早いのはさすが。

それでも時間が押して終了予定時間より大幅遅れとなり、私は夜は師匠の個人レッスンの予定を入れていたので、一足先に失礼させていただきました。


レッスンは久々のアリア。アンナ・ボレーナの「私の生まれたお城」をレチからやっています。歌ってきたので、発声はバッチリ。
でも朝バタバタ出たので、ヴォイスレコーダーを忘れてしまい、師匠のお手本のレチを録音できなかったのは残念・・・


朝家を出たのは10時過ぎ、帰宅が20時半。長かったけれど充実した1日でした。