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明日は演奏会。最後の仕上げの練習をしたい・・・
しかし、オペラ日本を代表するアルト歌手、伊原直子さんがタイトルロールの某市民オペラ「カルメン」の公開GP整理券を某先生からいただけるという幸運に預かり、1人で練習するより、よい演奏を聞くほうが勉強になる!という都合のよい解釈により、カルメンを観に行きました。
友人と2人、ワクワクと会場に向かいましたが、時間ギイギリになってしまい既に長蛇の列。公開は2F席のみだったのですが、ラッキーなことに一番前の席を確保できました。
合唱のシーンから始まり、日本語上演だったことに気づきました。なにしろ、伊原直子さん・カルメンという言葉にのみ反応して観ることを決めたので、チラシもよく読んでいなくて・・・日本語でというのは、音に言葉をはめるのがなかなか大変そう。
ミカエラ役は半田美和子さん。三つ編みのおさげにして、田舎娘らしく?登場。半田さんは透明感のある美しい声のイメージだったけど、低音部もはっきりしていて美しい。ここで、半田さんがノーメイクであることに気づきました。そういえば、モラレスもスニガもノーメイクだった。GPだからしないのかな。それとも娘らしくノーメイクなのかな、と、どうてもいいことを詮索する私たち・・・
そして、カルメン登場!!!
伊原さんは、以前JRの駅でお見かけしたことがあるのですが、そのときもステージに立っているごとく絵になっていました。常に見られていることを意識していらっしゃるんですね。GPメイクは舞台メイクでなく普段のメイクでしたが、手抜かりなし。
衣裳も胸のラインギリギリまでデコルテ部分全開!それがとってもきれい。
顔はパックもするし、お肌の手入れは念入りにしますけど、デコルテまで気をつけていなかった。よし、今夜からは、デコルテもマサージとローションパックだ!
おっと、話がそれてしまった・・・
そうそう、カルメンのアリアですね。かの有名は「ハバネラ」。あ~~、いいなぁ。メゾになりたい!!!と思った瞬間でした。柔らかい低音でありながら、響きはしっかり上にあり落ちてこない。なんと色っぽいこと!カルメン役ではなく、カルメンがそこにいました。
カルタの歌の三重唱、フラスキータ・メルセデスは伊原さんの子供くらいの年齢ではないかと思いましたが、そんな年齢差を感じさせないし、オペラではやはり歌える・伝えられることが重要ということをしみじみ感じました。
ホセ、井ノ上了史さん。エスカミーリョ 直野資さん。
闘牛場前の広場でのシーンは人のざわめき感もよく出ていていたと思います。
エスカミーリョといえば・・・
以前、演奏会形式に近い抜粋のカルメンを見たことがありました。
演奏会形式といえども、豪華メンバーでワクワクしながら観に行ったのです。そのときのエスカミーリョは大人のオトコの色気たっぷり、黒田博さん! 黒田ファンは相当楽しみにしていたと思うのですが、闘牛士の歌の部分だけしか出てこなかったのです。いくら演奏会形式だって、それはないだろ~~!!と、後日、ピアニストのM島先生の言ったら「きっと、黒田さんギャラ高いからだよ~!?」と爆笑。でも、思わず、そうかも、とナットクしてしまった私。黒田さんの闘牛士スタイル、かなりカッコよかったです。
そういう意味では直野さん、色気はあるが・・・ちょい太った?貫禄がついたというべきか・・・
同様に、井之上さんもややアヤウシのような・・・。でも、「花の歌」いいですね~~
今まで、あまりテノールに興味がなかった私ですが、二期会のラ・ボエームで福井敬さんのロドルフォを聞いて以来、テノールの歌が気になるようになりました。
また第2幕、第3幕では、フラメンコのチームが舞が入りましたが、華やかでいいですね。踊り、もう少し皆で合わせるといいかな。
合唱もがんばっていたとは思いますが、タバコ工場の昼休みに、みんながタバコくわえて出てくるシーンが、ちょっとわざとらしかったかも。男声はどこの合唱でも少なくても大変そう。お疲れ様でした。
そんなことで、少々上品過ぎるかも、とも感じた伊原カルメンの夢のような3時間あまりは、あっという間に過ぎ、夢心地き気分で帰途に着きました。明日の本番のチケットは完売だそうです。
イリアの復習したいのに「ハバネラ」が私を縛る~~
今日は、そして、頭痛少々。どうやら風邪かしら・・・
友人がチケットのお礼に、とお土産にもらった「どこでもあまおう」入りショートケーキを食べて、明日に備えて早めに寝ます。
デカイ「あまおう」がトッピング。スポンジの中は
フツーのいちごでしたが・・・タカノのケーキです。
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