今日もミューズが微笑んで

歌うように暮らしたい。アートの道探しを楽しむJasmineのきままな日々。

シネマ歌舞伎「京鹿子娘二人道成寺」

2007-01-22 | いろんな舞台鑑賞ノォト

友人からチケットを買っていた「シネマ歌舞伎」、行けなくなったので、都合がよければ行かない?と連絡がありました。

今日は魔笛の稽古日だったけど、開演時間には間に合いそうなので、急遽行くことに!METライブ・ビューイング同様、映像舞台です。
そもそも、歌舞伎の映像配信は、勘三郎さん主演のシネマ歌舞伎「野田版 鼠小僧」がきっかけだそうで、さらに、シネマ歌舞伎の技術を応用してMETライブ・ビューイングへと展開されたようです。

歌舞伎座は会社から近いので、映像よりナマを見たいといつも思っているのだけど、平日だと幕見でないと時間が厳しいし、しかも今歌舞伎は人気で、せっかく行ってもお客さんが入れ替わらないために見られないとことが多い。

そもそも歌舞伎の知識もないので、こういう映像で少し勉強するのはいいかもしれません。そんなことで観た感想は・・・

板東玉三郎に尾上菊之助の女形というのでしょうか、娘役、「とにかく美しい」衣裳もその姿も、なのですが、立ち振る舞い、しぐさ、女性以上に「美しい」その一言に尽きます。ただ、美し過ぎて、私には中性っぽく見えましたが。

カメラワークを生かして奥行きのある撮影がされていたので、立体感もありました。美しい衣裳の裏地や足の動き、表情など、通常の舞台でもなかなか見られない細かい部分がアップで映されて、息を呑むほどの美しさがまっすぐに飛び込んできました。言葉もよーく聴いていると少しはわかりました。

音響効果も、冒頭の花道から出てくるところなど、後方から音が聞こえてきて、歌舞伎座にいるようなリアル感があったと思います。

プログラムを売っていたのに気づかず、終わってから買ったので、これは先に読むべきだったと、残念でしたが。日曜日の夜ということで、客入りも少なめ。まあ、そばに歌舞伎座があるから、今は新春興行で、どうせならそちらに行くだろうし、それはやむを得ないかも。

映像ならではの加工が多少入っていたようですが、それはそれで面白いと思うのですが、映像として収録したものではないのだし、わたし的には、あまり手を入れないほうがいいように思いました。今度はぜひホンモノを観たいですね!

チケットを譲ってくれたSちゃん、ありがとう!

   

  

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