だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

ブリューゲルとボスの饗宴!

2017-03-11 21:03:58 | 展覧会
旧約聖書の創世記11章には、バベルの塔の物語が書かれています。映画だと、ジョン・ヒューストン監督「天地創造」(66)で見ることが出来ます。

ノアの洪水の後、子孫たちは世界各地に広がり、1つの言葉を話していました。ノアの子孫ニムロデ王は、神に挑戦しようとレンガを積み上げ…

天まで届く塔を建設。それを見た神は人間の驕りを怒り、人々が同じ言葉なのが原因と考え、言語を乱し、お互いに通じないようにしました。

混乱した人々は、塔の建設をやめて世界各地へ散らばります。この塔が、バベルの塔です。映画「天地創造」では、スティーヴン・ボイドがニムロデ王を演じ…

塔の上から天に向かって矢を射るのが印象的でした。未見の方は、ぜひ。バベルの塔は多くの絵画に描かれているので、よかったらネット検索でどうぞ。

でもなんといっても1番有名なのが、ルネサンス芸術を代表する画家ピーテル・ブリューゲル(1525~1569年)の『バベルの塔』(1563年)です。

こちらはウィーン美術史美術館所蔵で、絵の左手前にいるのがニムロデ王です。ブリューゲルは、塔の建設がもう少し完成に近い作品も描いています。

ボイマンス美術館所蔵『バベルの塔』(1568年頃)です。その有名な作品が上野に来日!東京都美術館で、この春開催される「バベルの塔展」です。

建設途中の塔の内部や労働者の様子など、本当に細かい!本展では、同じルネサンス芸術の画家ヒエロニムス・ボス(1450~1516年)の…

『放浪者』(1500年頃)、『聖クリストフォロス』(1500年頃)の2作品も来日。そして、ボスのモンスターたちも。会いに行かなくっちゃ!

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