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映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

マルザボットの虐殺とは?

2011-10-03 21:03:58 | 映画
千代田区神田神保町にある岩波ホールは、定員220名の映画館。総支配人は高野悦子氏。支配人は岩波律子氏。ミニシアターの草分け的な存在です。映画ファンは、ご存知ですね。

定員入替制、会員制度(エキプ・ド・シネマの会)もあり。また告知した上映期間を途中でやめないことから、安心して観賞予定が立てられます。第1回上映作品は、「大樹のうた」(74)でした。

主な上映作品には、「大いなる幻影」(76)「惑星ソラリス」(77)「家族の肖像」(78)「木靴の樹」「旅芸人の記録」(79)「ルードヴィヒ」(80)「山猫」(81)「ファニーとアレクサンデル」(85)

「八月の鯨」(88)「宋家の三姉妹」(98)「山の郵便配達」(01)「クレアモントホテル」(05)「カティンの森」(09)「サラエボ、希望の街角」(10)「おじいさんと草原の小学校」(10)「木洩れ日の家で」(11)

上質な作品を上映していますね。かつて「ルードヴィヒ」を見に行きました。あの頃はミニシアターなんてすごく上級なイメージでした。岩波ホールは、今もそのイメージを持ち続けています。ちょっと遠い…。

最新上映作は、「やがて来たる者へ」(09)です。原案・脚本・編集・製作・監督は、ジョルジョ・ディリッティ。第二次世界大戦中のイタリアで起こった、歴史的事件“マルザボットの虐殺”とは?

1943年12月、イタリア北部の都市ボローニャに程近い小さな村。7月に連合軍が南イタリアに上陸して以来、ナチスドイツとパルチザンの攻防が激化。街から離れた山間の村にも、戦争の影が…。

農家の両親や親戚と暮らしている8歳のマルティーナは、自分の腕の中で生まれたばかりの弟を亡くし、ショックで口を利かなくなっていました。やがて母のレナ(マヤ・サンサ)が再び妊娠します。

新しい子の誕生を待ち望むようになる、マルティーナ。しかし戦況は悪化し、地元の若者たちは密かにパルチザンとして抵抗を続けます。1944年9月29日、パルチザン掃討目的で行なわれた住民虐殺事件。

8日間で771人の犠牲者。内パルチザン約50名、その他は子供、女性、老人でした。マルティーナを歴史の目撃者とした本作。監督は、1959年ボローニャ生まれ。想いが込められた作品になんですね!ぜひ。

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