アリス・ギイからの贈り物

本作は世界初の劇映画を製作し、多くの映画を手掛けたフランスの女性監督アリス・ギイについてのドキュメンタリー映画です。

まったく知りませんでした。それがパメラ・Ｂ・グリーン製作、脚本、編集、監督「映画はアリスから始まった」（１８）です。

原作はアリソン・マクマハン。製作総指揮には、ナレーターを務めるジョディ・フォスターやロバート・レッドフォードの名前もあります。

映画の父と呼ばれるリュミエール兄弟（オーギュストとルイ）は、エジソンが１８９１年に開発したキネトスコープを改良し、シネマトグラフ・リュミエールを開発。

映画といえば、リュミエール兄弟。彼らは、世界初の実用カラー写真の開発者。おかげで私たちはスクリーンで動く映像を見ることが出来るのです。

『ラ・シオタ駅への列車の到着』というホームに入って来る汽車、『工場の出口』という工場から出て来る多くの男女の労働者たち、他にも…

１９００年に開催されたパリ万博の様子も。動く歩道があったんです。でもそれだけでは面白くない。そこで仏大手映画制作会社ゴーモン社の…

社長レオン・ゴーモンの秘書だったアリスは、１８９５年映画で物語を作ることを提案。世界初の劇映画『キャベツ畑の妖精』を製作、監督します。

クローズアップ、特殊効果、カラー、音の同期といった現在の映画製作技法を数多く生み出したアリス。その後も多数の作品を残します。

彼女を語るのはキャサリン・ハードウィック、ジュリー・デルピー 、ピーター・ボクダノヴィッチ、ピーター・ファレリー、ジーナ・ディヴィス、ベン・キングズレー他。