だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

リヒテンシュタイン候国の名画たち

2012-09-03 21:02:05 | 展覧会
スイスとオーストリアに囲まれたリヒテンシュタイン候国。立憲君主制国家で、国家元首リヒテンシュタイン侯爵家は500年以上に渡り、ヨーロッパ美術の名品を収集してきたそうです。

“優れた美術品収集こそが一族の栄誉”というのが家訓というのも、すごいですね。その通り、英国王室に次ぐ世界最大級の個人コレクションを誇っています。その数、なんと3万点!

この秋、開館5周年記念の国立新美術館で開催されるのが、「リヒテンシュタイン 華麗なる侯爵家の秘宝」です。侯爵家の素晴らしいコレクションの内、139点が来日します。わぁ~すごい!

1807年から公開されていた、ウィーンの夏の離宮に収蔵されたコレクションは、オーストリアがドイツに併合された1938年に公開中止に。(1985~86年、NYメトロポリタン美術館でのみ公開)

2004年、66年ぶりにウィーンの夏の離宮で再公開されました。日本での公開が待ち望まれていた本展。そんないきさつを知らなくても、公開される作品たちを見ただけで、わくわくします。素晴らしい!

ラファエッロ・サンティ『男の肖像』(1502~04年頃)、ルーカス・クラナッハ(父)『聖エウスタキウス』(1515~20年頃)、アンソニー・ヴァン・ダイク『マリア・デ・タシスの肖像』(1629~30年頃)

レンブラント・ファン・レイン『キューピッドとしゃぼん玉』(1634)、エリザベート=ルイーズ・ヴィジェ=ルブラン『虹の女神イリスとしてのカロリーネ・リヒテンシュタイン侯爵夫人』(1793)

フリードリヒ・フォン・アメリング『マリー・フランチスカ・リヒテンシュタイン侯女 2歳の肖像』(1836)、ペーテル・パウル・ルーベンス『クララ・セレーナ・ルーベンスの肖像』(1616年頃)

ルーベンス『占いの結果を問うデキウス・ムス』と『マルスとレア・シルヴィア』(1616~17年頃)などの絵画の他、“クンストカンマー”と呼ばれるコレクションには、技巧を凝らした精緻な工芸品も。

見たこともない、巨匠たちの名画と工芸品たち。見ないなんてもったいない!日本にいながら、西ヨーロッパのリヒテンシュタインの芸術を味わえるなんて。絶対!行きましょうね~。

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