だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

1988年、ニューカレドニアで起きたこと

2012-11-03 21:18:25 | 映画
オセアニア。六大州のひとつ。その六大州とは、アジア、ヨーロッパ、アフリカ、北アメリカ、南アメリカ、そしてオセアニアです。オセアニアには、オーストラリア、ニュージーランド、ポリネシア

ニューギニア、メラネシア、ミクロネシアなどが入ります。これで大体の位置がわかりましたが、その中の1つにフランス領ニューカレドニアがあります。ニューカレドニアといえば…日本人には

1966年に自身の旅行記として出版された、森村桂著『天国にいちばん近い島』が有名。読みましたとも。まだまだ今のように簡単に海外旅行なんてできなかった時代に、遠い南の島に行くお話。

そのニューカレドニアは、やはりヨーロッパやアメリカなどの侵略、占領を受けて来ました。1853年フランス領となり、現在に至ります。もちろん、これまでに何度も独立闘争は繰り返されています。

今知る限りでは1998年の“ヌーメア協定”によって、2014~18年の間で独立かフランス残留かの住民投票を行うことが決まっているそうです。うむ。しかし、美しい自然と海は宝です。

映画「裏切りの戦場 葬られた誓い」(11)は、1988年4月22日ウベア島で起きた独立過激派によるフランス人誘拐、人質事件を描いています。脚本・監督・主演は、マチュー・カソヴィッツ。

事件を知ってから、10年の年月をかけ事件を入念にリサーチ。フランス政府とニューカレドニア、さらに事件に関わった関係者に映画化の許可を得るために奔走し、本作品を作り上げたそうです。

1988年、現職のミッテラン大統領とシラク首相が再選を目指す中、フランス領ニューカレドニアの小さな島ウベア島で事件が発生。カナック族の独立派によって、フランス憲兵隊宿舎が襲われます。

警官4名死亡、1名の検事代理を含む30名が誘拐されてしまいます。国家憲兵隊治安部隊(GIGN)のリーダー、フィリップ・ルゴルジュ大尉(カソヴィッツ)は、交渉人に任命され、現地に向かいます。

50名の部下と共に大尉が取った行動は?事件は武力によって解決…しかし、過激派19名死亡、軍の死者2名、重傷1名、人質1名負傷。政府が隠蔽した真実とは?カソヴィッツの熱い想いを、ぜひ。

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