だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

ボストンと上野からのインパクト

2015-02-18 17:37:30 | 展覧会
アメリカ、マサチューセッツ州ボストン市にあるボストン美術館は、1870年地元の有志により設立。アメリカ独立100周年にあたる、1876年開館。所蔵品は、50万点を数えるそうです。

特にエジプト美術、フランス印象派絵画などが充実している他、仏画、絵巻物、浮世絵、刀剣など日本美術の優品を多数所蔵。1904年(明治37年)には、岡倉天心が渡米。

中国・日本美術部に就任し、1911年(明治44年)9月に帰国するまで勤務していました。ボストン美術館と日本との関係は、本当に深いのですねぇ~。また、ボストン美術館の所蔵作品には…

来日したばかりのモネ作『ラ・ジャポネーズ』(1875年)や、ゴーギャン作『われわれはどこから来たのか われわれは何者か われわれはどこへ行くのか』(1897~98年)などがあります。

春は桜の上野で開催される展覧会は、東京藝術大学大学美術館の、「ダブル・インパクト 明治ニッポンの美」です。“ダブル・インパクト”とは、ボストン美術館と東京藝術大学の…

2つのコレクションによる初の展覧会。19世紀後半から始まる日本と西洋との双方向的な影響関係を再検討しようというわけ。うっ難しそう~。いいえ、芸術は感性です。

まずは体験しなくっちゃ。展示される作品は、ポスターになった小林永濯作『菅原道真天拝山祈祷図』(1860~90年頃)、高橋由一作『花魁(美人)』(1872年)と初公開『浴湯図』(1878年)

柴田是真作『千種之間天井綴織下図』(1886年)、河鍋暁斎作『地獄太夫』(明治時代)、横山大観作『村童観猿翁』(1893年)と『海』(1904~05年頃)、菱田春草作『水鏡』(1897年)

黒田清輝作『婦人像(厨房)』(1892年)、小林清親作『冒営口厳寒我軍張露営之図』(1895年)、水野年方作『万国旗 「文芸倶楽部」 』(1904年)、山本芳翠作『西洋婦人像』(1882年)

開国以来の日本が受けた西洋からの衝撃(ウェスタン・インパクト)、そし日本から西洋への衝撃(ジャパニーズ・インパクト)。“ジャポニズム”だけではないようです。

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