スーサイドしたくなるのは、どっち？

ピーター・バーグ監督「ハンコック」（０８）で、トラブル・メーカーのヒーローに扮したウィル・スミス。今や、誰もがヒーローをやりたがる（演じる）時代です。

スーパーマンやバットマンなどのＤＣコミック、スパイダーマンやアイアンマン、Ｘ－ＭＥＮなどマーベル・コミックはもちろん、グラフィックノベルからも映画化。

なのでヒーローものの範囲は、限りなく広がっています。それに必ずしも、正義の味方ではないんです。ウィル・スミスの最新作は、なんと悪役ばかりの…

とんでもないアクション映画なのです。ブラッド・ピット主演「フューリー」（１４）で、脚本、製作、監督したデヴィッド・エアー監督「スーサイド・スクワッド」（１６）です。

ヒーローたちによって投獄され、死刑や終身刑になったヴィランたち。『バットマン』の悪役デッドショット（ウィル・スミス）。同じくジョーカー（ジャレッド・レト）。

『バットマン』に登場する精神科医ハーレイ・クイン（マーゴット・ロビー）。『ブレイブ＆ボールド』のリック・フラッグ大佐（ジョエル・キナマン）。彼の右腕…

カタナ（福原かれん）。 『エル・ディアブロＶｏｌ．３』のエル・ディアブロ（ジェイ・ヘルナンデス）。『ザ・フラッシュ』のキャプテン・ブーメラン（ジェイ・コートニー）。

『ストレンジ・アドベンチャーズ』のエンチャントレス（カーラ・デルヴィーニュ）。『バットマン』のキラークロック（アドウェール・アキノエ＝アグバエ）。

『ファイヤーストーム』のスリップノット（アダム・ビーチ）。そして彼らの減刑と引き換えに、特殊部隊“スーサイド・スクワッド”を招集した政府の指揮官…

アマンダ・ウォーラー（ヴィオラ・デイヴィス）。果たして、彼らの目標は？マーゴット・ロビーは、「ターザン：ＲＥＢＯＲＮ」（１６）のジェーンですよ。素敵だったのに…。