１１分後の貴方は？

イエジー・スコリモフスキをご存知？ポーランドのワルシャワ出身の映画人です。名前だけでは、まったくわかりません。ところが、フィルモグラフィーを見ると…

「夜の終りに」（６１）や「水の中のナイフ」（６２）の脚本家としてスタートし、「ホワイトナイツ／白夜」（８５）や「マーズ・アタック！」（９６）、「イースタン・プロミス」（０７）

「アベンジャーズ」（１２）などに出演する俳優でもありました。うむ、見てました。監督作品は未公開作品が多く、近年では「アンナと過ごした４日間」（０８）や…

ヴィンセント・ギャロ主演「エッセンシャル・キリング」（１０）があります。１９３８年５月５日生まれの７８歳。最新作は、脚本、製作、監督の「イレブン・ミニッツ」（１５）。

女たらしの映画監督（リチャード・ドーマー）、野心を秘めた女優アンナ（パウリナ・ハプコ）、嫉妬深い女優の夫ヘルマン（ヴォイチェフ・メツファルドフスキ）

刑務所帰りのホットドッグ屋（アンジェイ・ヒラ）、バイク便の配達員（ダヴィド・オグロドニク）、救命隊員の女医（アンナ・マリア・ブチェク）、犬を連れた女（イフィ・ウデ）

元ボーイフレンド（マテウシュ・コシチュキェヴィチ）、老画家（ヤン・ノヴィツキ）と青年（ウカシュ・シコラ）、登山家の女（アガタ・ブゼク）と男（ピョートル・グロヴァツキ）

産気づいた女（グラジナ・ブウェツカ＝コルスカ）、そして死んだ男（ヤヌシュ・ハビョル）。１４人の登場人物と１匹の犬は、それぞれの物語を交差させます。

午後５時から５時１１分までの１１分間。いったい何が起きるのか？『観客誰もが想像し得ない前代未聞、驚愕のラスト・シーン』とは？気になります。

カンヌ国際映画祭、ヴェネチア国際映画祭、ベルリン国際映画祭の三大映画祭の主要賞を制覇したスコリモフスキ監督。５年ぶりの新作です。ぜひ。