だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

ノルマンディーのボヴァリ―夫人

2015-06-17 21:22:41 | 映画
小説『ボヴァリ―夫人』は、フランスの作家ギュスターヴ・フローベールが1856年10月から12月に文芸誌『パリ評論』に掲載した作品。翌年出版され、ベストセラーになりました。

その内容から風紀紊乱の罪で起訴されますが、無罪判決となったことは有名。映画の方は、ヴィンセント・ミネリ監督、ジェニファー・ジョーンズ、ジェームズ・メイソン、ヴァン・ヘフリン、

ルイ・ジュールダン主演のアメリカ映画(49)。アレクサンドル・ソクーロフ監督のロシア映画(89)や、クロード・シャブロル監督、イザベル・ユペール主演のフランス映画(91)もあります。

あらすじは…田舎での平凡な結婚生活に飽きたエマ・ボヴァリーが、不倫と借金の末に追い詰められ自殺するまでを描いています。イギリスの絵本作家ポージー・シモンズ原作、

アンヌ・フォンテーヌ脚本、監督「ボヴァリー夫人とパン屋」(14)は、その『ボヴァリ―夫人』をテーマにしたちょっとユーモラスなドラマです。舞台はフランス、ノルマンディー。

パリで12年間出版社に勤めたマルタン(ファブリス・ルキーニ)は、穏やかな生活を求め故郷の村に戻って来ます。父親が遺したパン屋を継いだマルタンは、退屈な日々を…

『ボヴァリ―夫人』を読みふけって過ごしていました。ある日、隣の農場にイギリス人夫婦が引っ越して来ます。名前は、ジェマ(ジェマ・アータートン)とチャーリー(ジェイソン・フレミング)。

小説の舞台ノルマンディーに、偶然にもボヴァリ―夫妻が現われたことに興奮するマルタン。特にヒロインと同じ、美しいジェマから目が離せなくなってしまいます。

ジェマもマルタンの作るパンの香りの虜になり、2人は親交を深めていくのでした。ところが、彼女が年下の男性と密会するのを目撃。頭の中で、小説の世界と現実とが…

入り混じった妄想が広がるマルタン。果たして?「美しい絵の崩壊」(13)の監督と、「ビザンチウム」(12)のアタートン。さらに「危険なプロット」(12)のルキーニ。見ようっと。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする