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映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

エニグマとアラン・チューリングとベネ

2015-02-10 21:33:56 | 映画
“エニグマ”と聞くと、マイケル・アプテッド監督「エニグマ」(01)を思い出します。ロバート・ハリス『暗号機エニグマへの挑戦』が原作。ダグレイ・スコット、ケイト・ウィンスレット、

ジェレミー・ノーサム、トム・ホランダー出演。トム・ストッパードが脚本を担当。歴史好きなのでエニグマの名前は知っていたけど、本作でよりエニグマやチューリングのことも理解。

映画って素晴らしい!主人公の名前はトム・ジェリコでしたが…。そのエニグマの名前を再び聞くなんて。しかも主人公を演じるのが、ベネなんですもん!原作はアンドリュー・ホッジェズ、

監督はモルテン・ティルドゥム。第2次世界大戦下の1939年。27歳の天才数学者アラン・チューリング(ベネディクト・カンバーバッチ)は、ケンブリッジ大学の特別研究員でした。

チューリングはMI6の下、ドイツ軍の暗号機エニグマを解読するチームの一員となります。集められたのは、チェスの英国チャンピオン、言語学者など6人の天才たち。

しかし高慢で不器用な彼は、メンバーとの協力を拒否。1人で電子操作の解読マシンを作り始めます。子供の頃から孤立して来たチューリングには、共同作業など無理だったのです。

深まる溝の中、チューリングを救ったのはクロスワードパズルの天才ジョーン(キーラ・ナイトレイ)でした。理解者を得た彼は、初めて仲間とも心を通わせることに…。

そしてついに、エニグマを解き明かすことに成功します。しかし、本当の戦いはこれからだったのです。果たして?アラン・チューリングは、1912年6月23日ロンドン出身。

彼の功績で、戦争終結を2年以上早めたと言われています。また彼の“チューリングマシン”は、現在のコンピュータの元と言われています。54年6月7日死去、41歳でした。

アスペルガー症候群だった…、同性愛で逮捕、青酸中毒による自殺…とされるチューリング。アカデミー賞作品賞、監督賞、主演男優賞、助演女優賞他、8部門ノミネート。必見です
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