だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

イーモウ監督とコン・リー、待ってました!

2015-02-15 14:31:44 | 映画
中国(第五世代)を代表する映画監督、チャン・イーモウ(張芸謀)。「紅いコーリャン」(87)「ハイジャック/台湾海峡緊急指令」(88)「菊豆(チュイトウ)」(90)「紅夢」(91)「秋菊の物語」(82)

「活きる」(94)「上海ルージュ」(95)「王妃の紋章」(06)といつもヒロインに起用して来た女優、コン・リー(鞏俐)。チン・シウトン監督「テラコッタ・ウォリア/秦俑」(89)では、共演してます。

2人ともファンなので、ずっと見て来ました。久々に監督、ヒロインとして組んだ作品が公開されます。それが「妻への家路」(14)です。監督は「サンザシの樹の下で」(10)以来、4年ぶり。

コン・リーも、ミカエル・ハフストローム監督「シャンハイ」(10)以来の出演。アン・リー監督、スティーヴン・スピルバーグ監督など世界中から絶賛される脚本を書いたのは、ヅォウ・ジンジー。

イーモウ監督とは、「単騎、千里を走る。」(05)でも組んでいます。1977年の中国。文化大革命が終結し、20年ぶりに自由の身となったルー・イエンシー(チェン・ダオミン)。

ようやく自宅に戻った彼を待っていたのは、夫の記憶だけを失くした妻フォン・ワンイー(コン・リー)でした。あまりに長い間、夫を待ち続けた心労が原因でした。

イエンシーは他人として向かいの家に住み、生活を始めます。そして娘のタンタン(チャン・ホエウェン)の助けを借りながら、妻に思い出してもらおうと奮闘します。それは…

収容所で書き溜めた何百通ものワンイーへの手紙を、来る日も来る日も読み聞かせ、帰らぬ夫を駅に迎えに行く彼女に寄り添うのでした。夫の隣で、夫の帰りを待ち続けるワンイー。

ううっ、コン・リーの名演が目に浮かびます。美しく演技派のコン・リーも、現在49歳。(1965年12月31日生まれ)今までも老け役は演じていますが、今回も泣かせてくれるはず。

ニコラス・スパークスのベストセラー小説を映画化した、ニック・カサヴェテス監督「きみに読む物語」(04)に通じるストーリー。大好きなイーモウ監督作品、楽しみです。
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