セピア色の映画手帳 改め キネマ歌日乗

映画の短い感想に歌を添えて  令和3年より

「ワンダー 君は太陽」

2018-12-10 20:57:22 | 映画日記/映画雑記
 「ワンダー 君は太陽」(「 WONDER』、2017年、米)
   監督 スティーヴン・チョボスキー
   原作 R.J.パラシオ 「ワンダー」
   脚本 ジャック・ソーン  スティーヴン・コンラッド  スティーブン・チョボスキー
   撮影 ドン・バージェス
   音楽 マーセロ・ザーヴォス
   出演 ジェイコブ・トレンブレイ
      ジュリア・ロバーツ
      オーウェン・ウィルソン
      イザベラ・ヴィドヴィッチ

 遺伝子疾患から変形した顔で生まれたオギー、数度に渡る形成手術を経て小学校へ編入するも皆は驚くばかり、そんなオギーが精神的自立を果たすまでと、オギーを取り巻く家族、知人、友人達の変化を描いていく・・・。

  予告編 https://www.youtube.com/watch?v=oFyAFL2OmCo

 日本の「湯を沸かすほどの熱い愛」と同じで全力で泣かしに掛かかってくる映画。
 「湯を〜」が死別を使って家族とは何か?を問う作品なら、こちらは難病の子供を触媒として人々が成長していく話。
 思いやりと愛に溢れた作品で、暖かい気持ちになれる、でも、意地悪くみればクリスマス向けの映画とも言える。
 家族皆んなで優しさを思い出すには最適でしょう、その辺が世間的に不朽のクリスマス映画と言われてる「素晴らしき哉、人生」に通じます。
 不満を言えばJ・ロバーツの起用かな、全然、悪くはないんですよ、でも、彼女って凄く目立つ存在だから目が必要以上に行っちゃう。
 オギーが目立つ存在だから、もう一人目立つ人を使って相殺させたのかもしれないけど。(汗)

 難病や死別で泣かしに来るのは個人的に苦手なので、こんな感想ですが、「良い作品」だとは思います。
 「いい話だなぁ」を観たい方に。

※あくまで個人的感想ですが、演技的には「湯を〜」の圧勝で、人物の掘り下げも「湯を〜」の勝ち。「ワンダー〜」では長女の話が良かった(ちゃんとオギーの話で泣いたけど)。

 作品と関係ないけど、本格的に寒くなってきたので一句

  身支度に マフラー探す 初武装

 H30.12.9
 DVD
コメント (2)
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