「おかえり、ブルゴーニュへ」(「Ce qui nous lie」、2017年、仏)
監督 セドリック・クラピッシュ
脚本 セドリック・クラピッシュ サンティアゴ・アミゴレーナ
撮影 アレクシ・カビルシーヌ
音楽 ロイク・デュリー クリストフ・“ディスコ”・ミンク
出演 ピオ・マルマイ
アナ・ジラルド
フランソワ・シビル
マリア・バルベルデ
父危篤の知らせを受けた兄は10年に及ぶ失踪から帰郷、そして、父の死。兄弟妹、3人のわだかまりを1年掛かるワイン造りを通じて解消、絆を取り戻していく物語。
ブルゴーニュの四季が美しい。
予告編 https://www.youtube.com/watch?v=5ZmIjdsybt4
愛する息子が居ながら妻と離婚寸前の兄、父のドメーヌ(葡萄畑と醸造所を併せ持つ農家)を継ぎワイン造りに悩む妹、養子先の義父とソリが合わない弟、そこに50万ユーロの相続税が重くのしかかる。
「日々是好日」がハウツー茶道なら、こちらは「ワインの作り方お見せします」って感じ、只、四季の見せ方は日本のお家芸(「日々是好日」はやり過ぎだけど)、此方から見ると繊細さに欠ける気がしました。
まぁ、相続税も深刻な問題ではあるけど債務超過じゃないから、どう算段するかで、結論は実に「あっけない」。(笑〜在庫処分の不足(20万ユーロ)を払うって話だよね)
三人の悩みも描けてるし収穫祭は19世紀に戻ったようで楽しいし、これと言って文句は無いけどドラマがある割に平板に感じてしまった。
個人的にはブルゴーニュの美しい風景を見る映画でした。
H30.11.25
恵比寿ガーデンシネマ
「スリー・ビルボード」(「THREE BILLBOARDS OUTSIDE EBBING, MISSOURI」、2017年、英・米)
監督 マーティン・マクドナー
脚本 マーティン・マクドナー
撮影 ベン・デイヴィス
音楽 カーター・バーウェル
出演 フランシス・マクドーマンド
ウディ・ハレルソン
サム・ロックウェル
僕にも娘がいるから「ああなったら」あのように頑なになるかもしれない。
悪い感想を見つけるのが大変なくらい評判の良い作品、しかし、2時間不機嫌な顔見てたら、此方まで気分悪くなってしまった。(汗)
予告編 https://www.youtube.com/watch?v=uKzmKRELmJI
娘をレイプされ焼死体にされた母ミルドレッド、半年経っても犯人が見つからず我慢の限界を超えた。
彼女は町に通じる道路脇の看板3枚(スリー・ビルボード)を借り警察を詰る・・・。
この作品が何を訴えたかったのか今いちピンと来なかったけど、「怒りは怒りを来たす」という終盤の台詞にキーポイントがあるようだから、その辺りなのかもしれない。人間という不確かな生き物を描こうとしたのでしょうか。
「娘さんの事では町の皆が君の味方だ、しかし、署長の事では敵だ」、他人の同情など当事者にとって屁のツッパリにもならないとしても、署長が人格者で広告資金を寄贈してくれるような人だとしても、犯人に報いをと、自分が納得しなけりゃ何してもいいとなったら警察署が幾つ有っても警官が何人いても収まらない。
で、結局、「怒りは怒りを来たす」で皆を不幸、不快に巻き込んでる、あの更生仕掛けた元警官を「必殺仕事人」にしてしまう積りなんだろうか、「途中で考える」なんて言ってたけどあの性格じゃ復讐鬼のまま突っ走りそうに感じました。
「お菓子買って!」と店先に寝転んでジタバタしてる子供、最初は生温かく見た他人さえ幾日も続けたら避けて通る、そんな冷たい感情が湧いてきてしまいました。
つまり、俺って人間はやっぱり優しくないなと・・。(涙)
H30.12.2
DVD
監督 セドリック・クラピッシュ
脚本 セドリック・クラピッシュ サンティアゴ・アミゴレーナ
撮影 アレクシ・カビルシーヌ
音楽 ロイク・デュリー クリストフ・“ディスコ”・ミンク
出演 ピオ・マルマイ
アナ・ジラルド
フランソワ・シビル
マリア・バルベルデ
父危篤の知らせを受けた兄は10年に及ぶ失踪から帰郷、そして、父の死。兄弟妹、3人のわだかまりを1年掛かるワイン造りを通じて解消、絆を取り戻していく物語。
ブルゴーニュの四季が美しい。
予告編 https://www.youtube.com/watch?v=5ZmIjdsybt4
愛する息子が居ながら妻と離婚寸前の兄、父のドメーヌ(葡萄畑と醸造所を併せ持つ農家)を継ぎワイン造りに悩む妹、養子先の義父とソリが合わない弟、そこに50万ユーロの相続税が重くのしかかる。
「日々是好日」がハウツー茶道なら、こちらは「ワインの作り方お見せします」って感じ、只、四季の見せ方は日本のお家芸(「日々是好日」はやり過ぎだけど)、此方から見ると繊細さに欠ける気がしました。
まぁ、相続税も深刻な問題ではあるけど債務超過じゃないから、どう算段するかで、結論は実に「あっけない」。(笑〜在庫処分の不足(20万ユーロ)を払うって話だよね)
三人の悩みも描けてるし収穫祭は19世紀に戻ったようで楽しいし、これと言って文句は無いけどドラマがある割に平板に感じてしまった。
個人的にはブルゴーニュの美しい風景を見る映画でした。
H30.11.25
恵比寿ガーデンシネマ
「スリー・ビルボード」(「THREE BILLBOARDS OUTSIDE EBBING, MISSOURI」、2017年、英・米)
監督 マーティン・マクドナー
脚本 マーティン・マクドナー
撮影 ベン・デイヴィス
音楽 カーター・バーウェル
出演 フランシス・マクドーマンド
ウディ・ハレルソン
サム・ロックウェル
僕にも娘がいるから「ああなったら」あのように頑なになるかもしれない。
悪い感想を見つけるのが大変なくらい評判の良い作品、しかし、2時間不機嫌な顔見てたら、此方まで気分悪くなってしまった。(汗)
予告編 https://www.youtube.com/watch?v=uKzmKRELmJI
娘をレイプされ焼死体にされた母ミルドレッド、半年経っても犯人が見つからず我慢の限界を超えた。
彼女は町に通じる道路脇の看板3枚(スリー・ビルボード)を借り警察を詰る・・・。
この作品が何を訴えたかったのか今いちピンと来なかったけど、「怒りは怒りを来たす」という終盤の台詞にキーポイントがあるようだから、その辺りなのかもしれない。人間という不確かな生き物を描こうとしたのでしょうか。
「娘さんの事では町の皆が君の味方だ、しかし、署長の事では敵だ」、他人の同情など当事者にとって屁のツッパリにもならないとしても、署長が人格者で広告資金を寄贈してくれるような人だとしても、犯人に報いをと、自分が納得しなけりゃ何してもいいとなったら警察署が幾つ有っても警官が何人いても収まらない。
で、結局、「怒りは怒りを来たす」で皆を不幸、不快に巻き込んでる、あの更生仕掛けた元警官を「必殺仕事人」にしてしまう積りなんだろうか、「途中で考える」なんて言ってたけどあの性格じゃ復讐鬼のまま突っ走りそうに感じました。
「お菓子買って!」と店先に寝転んでジタバタしてる子供、最初は生温かく見た他人さえ幾日も続けたら避けて通る、そんな冷たい感情が湧いてきてしまいました。
つまり、俺って人間はやっぱり優しくないなと・・。(涙)
H30.12.2
DVD