錯乱坊の彷徨える日々

フィールドでの出会いに癒しを求めて…

さくらじま白浜温泉センター

2021年12月26日 | 放浪雑記
桜島東小学校の『桜島爆発記念碑』を訪ねたものの当日は終業式と言うだけでなく、感染力が強いオミクロンの件もあって長居は無用と判断し早々に学校を後にした。


そして、その後に爺ちゃんが向った先は桜島国際火山砂防センター(通称SABO)。
だって雨が降ると訪ねる先は濡れない施設くらいですからね。
ただ、ここは何度も訪ねたことがあるし、その後に何かしらの展示替えがあればと訪ねただけだったので施設の中を一巡したら直ぐに施設を後にした。


で、次は桜島ビジターセンター。
しかーし!
ここも何度も訪ねたことがある施設だったものですから、その後は隣にある桜島港フェリーターから対岸の鹿児島港へと向かおうと思った。
が!
どうしても諦められないものがある。
それは・・・・


そう、その諦められないものが桜島の温泉ですよ。
茶色くて・・・
ちょっと塩っぱい温泉。
しかしながらオミクロン株の感染拡大が懸念されている中で、自ら不特定多数の入湯者と接する場所へと飛び込むのは・・・ ねぇ。


そこで選択したのが・・・
さくらじま白浜温泉センターですよ。
ここだと利用される方の大半は地元の方だし、おまけに日中だと入湯される方は少ない。


と、言うことで・・・
早々に露天で体を温めていると、湯の上を這うように低く漂う湯気が何気に美しく見える。


いや、そんな事よりもお湯の吐出口は中に含まれる成分が固着して鍾乳石のようになってますよ。
本来は桜島由来の黒い溶岩なんだけどなぁ・・・
これだけでも何となく体に良さそうでしょ?
おまけに大人が390円で小人は150円。
そんでもって小学生以下は無料ときたものだから、ここの温泉は本当にリーズナブルなんですよね。
だから・・・


昭和火口が頻繁に噴火を繰り返していた頃は、この温泉で体を温めて空が白む時間まで桜島に張り付いていたのですが、今では南岳へと噴火口が移り、以前に比べると静穏を保っているようなので来島する機会を失い最近は随分とご無沙汰してたって訳なんてすよ。

・・・・つづく

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

桜島海軍第5特攻戦隊司令部壕跡

2021年12月26日 | 歴史探訪
桜島爆発記念碑の後も話は続くよ何処までも・・・ なーんて感じで東桜島小学校を後にした爺さんは桜島港の前に広がる袴腰台地へと向かいました。
そして、そこには先の大戦において本土決戦に備え佐世保鎮守府部隊の第4海上護衛隊を改編して編成された桜島海軍第5特攻戦隊司令部壕(海軍桜島基地跡)の跡地(坑口)を訪ねることにしました。


先ずこちらの坑口から左側へ2つ目までは魚雷調整室の出入り口で、大地を構成するシラス崩壊の危険性から現在は出入り口の全てが封鎖され坑内へ立ち入ることはできない。


ただ、小型レンズのコンデジで中を撮影すすると👆こんな感じで、坑口から数メートルはコンクリートで固められているが、その奥にある仕切りから先は、剥き出しのシラスのようで長い年月をかけて剥離崩落したと思われる土砂が足元に堆積していた。


また、2つの魚雷調整室の出入り口から更に右側へと進んだ3つ目の坑口はポンプ室への出入り口になります。
そんでもって、これは余談なのですが・・・
この爺さんが若かりし頃は坑口には厳重な鉄製の扉が取り付けてあって、これが桜島海軍第5特攻戦隊司令部壕跡と知らなかったものだから『避難豪に扉をつけたら意味があるんかい!』なんて思ってました・・・ 恥ず


そして上のポンプ室への坑口から更に先へと進むと藪に埋もれたように動力室への出入り口があるのですが、これら4つ(これらとは別に魚雷保管室の坑口があるらしい)の坑道は全て奥で繋がっていて飲料水槽・穀物庫・厨房・倉庫などの他、蒸留水タンク・臨時爆弾庫・魚雷保管室などがあったらしいのですが動力室の右側が崩落しているために坑内の全容が掴めていない・・・・ らしい。
そんな桜島海軍第5特攻戦隊ですが、当時は蚊龍や海龍の24隻の他に回天46隻、震洋725隻が在籍していたとされています。
ただ、先の戦争で戦死された方々には大変申し訳ないのですが、日本という国が負けたことで軍国主義から解放されたことは間違いがなく、こんなことを当時に書き記したり撮影したりしようものなら確実に身柄を拘束され、それなりの行為を受けていた事でしょう。
また、話は変わりますが・・・・
この海軍桜島基地に補給のために立ち寄られ沖縄運天基地を目指すも、薩摩半島沖合にて攻撃を受け戦死された沖縄蛟龍隊の皆さんのご冥福をお祈り致します。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする