ちわー!
今日一番の記事は昨日の続きで化石採り。
タイトルは御船層群探訪。
して、サブタイトルは石を割っての潮干狩り。
👈そのまんまじゃん ww
そんでもって、昨日は天気にも恵まれて気分も爽快。
ただねぇ・・・
その行く道は次第に細くなり、川に沿って何やらヤバそうな感じ。
ガードレールなんかもベコベコになっちゃってるしねぇ。
さらに・・・・
時間の経過とともにヤバそうな雰囲気が増していく・・・・
とは言え、この程度は何時ものことで慣れてますけどね。
しかーし!
さらなる難関がCherryを待っている。
それが・・・・ 👆これ!
わかるかなぁ?
車は無理だけど、これでも道なんですよ。
そう、俗にいう獣道ってやつですよ ww
で、この画像に黄色い線でルートを記すと、こんな感じね。
なーんかヤバくない?
おーいクマが出るぞぉ!って、クマはいません。
ブヒブヒのイノシシはいますけど・・・
まぁ、そんなことよりも前にCherryにとっては何時ものことですけどね。
すると・・・・
突然、視界が開けて川へと出る。
後は川の中をジヤバジャバ歩き、ルートが無くなれば川横の壁面を高巻きして上流へと向かう。
いやぁ、正に『虎穴に入らざれば虎子を得ず』ってやつですよ。
そして、さらに上り続けると川幅は狭くなり周囲も何となく暗くなる。
いやぁ・・・ ワクワク感が増すってもんですよ。
そうこうしていると現場に到着。
露頭は、もう少し先なんだけど・・・・ ここまでの画像でご勘弁。
そして、露頭から落ちてきた石を探す。
とは言っても川床に散乱する阿蘇の凝灰岩の中から御船層群の堆積岩を探すだけなので苦労はしないし、場合によっては、ここにUPしたような溶脱した巻貝の断面が見えていたりカキ(牡蠣)やら二枚貝の断面が見えてますからね。
で、そんな石を見つけて・・・・・
3.5キロの大ハンマーで叩く。
すると・・・・
パコーン!パコーン!と深い谷に音だけが響き、ゴクッ!という音と同時に割れる。
それをタガネやハンマーで注意深く割っていくんだけど、皆さんが考えるほど力は必要ないんですよ。
要は最初に叩いた反動を利用して次の一撃を打つみたいなコツがあるのです。
で、昨日の化石採りで得られたものは、👆こんなもの・・・
はぁ?
こんなに小さいの?
なーんて思われるかもしれないけれど、この巻貝は殻頂の保存が良ければ15cm程度にまで達する大型の巻貝なので、それなりに石も大きいんですよ。
そんでもって、この巻貝なのですが昔はセリシウム(
Cerithium)と呼ばれていたのですが、のちに御所浦層群の個体群はオリゴプティクシス(
Oligoptyxis)へと変更された。
と、いうことで・・・・
この御船層群の個体群もオリゴプティクシス・ピラミダエフォルミス(
Oligoptyxis pyramidaeformis)かオリゴプティクシスの一種(
Oligoptyxis sp,)でイイんじゃないのかなぁ?なんて思うんですよね。
だって、この地の個体群でも風化した縦断面や切断研磨した場合には軸に特有の螺管が確認できますから・・・
で、話は変わって右上の端に写る
👈先の巻貝だけはオリゴプティクシスではなくメソグローコニア(
Mesoglauconia )。
まぁ、そんなこんなで・・・・
これから化石のクリーニング作業が大変だぁ。