錯乱坊の彷徨える日々

フィールドでの出会いに癒しを求めて…

緑色をした命の塊

2021年09月29日 | 昆虫・植物

先週まで滞在していた沖永良部島で得たツマベニチョウの1蛹と2幼虫(終齢)。
そのうちの1蛹は先日に羽化を済ませ、2幼虫のうち1幼虫は沖永良部から帰る前日の夜に前蛹となり自宅へと戻った日に蛹化してくれました。
そして・・・・
最後まで残った1幼はというと自宅のギョボクに袋掛けして管理していたのですが、そろそろ蛹化してるかもしれないと袋の中を確認すると予想した通り緑色をした命の塊が葉っぱの裏に下がってました。
ただ、ここで贅沢を言えば最初の一つがメスで羽化したので、できれば残りの2蛹もメスであって欲しいんだけど・・・・ そう上手くはいかない。
あっ!
そう言えば・・・
孵化したツマベニの幼虫を回収するのを忘れてた。

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クロクロツ

2021年09月29日 | 昆虫・植物

現在、福岡県福津のクロツバメシジミを使って強制採卵しています。
で、福津のクロツと言えば、あの黒化したクロクロツなのですが・・・
今回はタイトゴメではなくメキシコマンネングサを使っているものだから、先の見通しはたってない。
ただ、3~4年前だったかなぁ?
熊本の離島クロツや同じ福岡県の糸島で得たクロツを使ってメキシコマンネングサに産ませたところ普通に産んだので、今回もイケんじゃねぇの?と高を括っていたんだけれど・・・・
やっぱ、本来の食草を使った方が良かったのかなぁ?


しかしながらメキシコマンネングサに少なからず卵は散見できる。
でも、そろそろ幼虫の食痕が見られるようになってもイイはずなんたけど、それが確認できないって事は採卵に使用している母チョウが未交尾の個体なのかなぁ?
いやぁ・・・
調子こいてると、こんな落とし穴もあるから怖いんですよねぇ。
ただ、まだからと言って諦めてはいませんよ。

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一変して季節は秋

2021年09月29日 | 放浪雑記

与論島と合わせて鹿児島県の南端とも言える沖永良部から帰って一週間。
思い返せば、あの島は間違いなく夏だった。


だから海へと行くと太陽の光がキラキラと反射して、その海を覗くと・・・・


群れ泳ぐルリスズメダイの姿がみられた。
が!
そこから700キロ北上しただけで、見る景色は一変し季節は秋・・・・


今月の始め頃までは青々とした稲が広がっていたのが、何時の間にか駆りとられ秋らしい風が吹く。


おまけに、その畔で咲き始めていた真っ赤なヒガンバナも島から帰ると終わりの時を迎え、その花の蜜を求めて集うチョウも痛々しい姿で残された時間を精一杯生きているように見えた。
南の島から北へ700km移動しただけで季節は秋本番かぁ・・・・

・・・・また、戻ろうかなぁ

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その後のツマベニチョウ

2021年09月28日 | 昆虫・植物

あのぉ・・・・
突然ですが、👆この画像を覚えてますか?
そう、産卵されたばかりのツマベニの卵。
で、その白かった卵が色づき始めて、そろそろ孵化の兆候が見られるんじゃないのかと葉っぱの裏をひっくり返して見ると・・・・・
ん!?
卵の数が減っている。


そして、葉の裏に残った卵は黄色く色づいて・・・


中には幼虫の頭が透けて見える卵すらある。
でもぉ・・・・
孵化した幼虫は何処へ行ったのよ!と、老眼で霞む目を凝らして丹念に葉上を探すと・・・
おったぁ!


もしかして一部のマダラチョウみたいに先に生まれた幼虫が食っちまかと思ったら、みんな葉上に上手く隠れてるようにして止まってました。
で!
今日だけで回収できた数は45匹。
まだ孵化を前にした卵もあるし・・・・
巨大化するツマベニの幼虫を我が家のギョボクだけで全て管理するとなると絶対に無理。
斯くなる上は露地植えのギョボクを持っている虫友へ拒否権を与えず押し付けるしかないかな…ww

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ない!

2021年09月28日 | 昆虫・植物

昨日のことですが・・・
お昼の少し前から福岡と熊本の境にある山までイチイガシの頂芽(越冬芽・冬芽)を見に行ってきた。
が!
手が届く小ぶりのイチイガシは頂芽を作ってない。
マジっすかぁ
まぁ、高いところにはありそうなんだけど、一番低い枝ですら高枝切鋏が届かないときたものだから打つ手なし。
でも、一昨年の春だったか?
ルーミスシジミを飼育した時には、そこそこあったんだけど・・・・ もしかして今年は裏年?
だから仕方なくスダジイとアラガシの頂芽を切ってきたんだけど、これを気に入ってくれるかなぁ・・・・
そりゃそうとCherryのジイさんちにシラガシが頂芽をつけていたんですよねぇ。
で、それを内緒で切っちゃおうかなぁ?
まぁ、爺さんが大事にしていたミカンに続きシラガシにまでも手をつけるドラ息子・・・・
でもくさぁ、ホント助かっとーばい!

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梨の収穫

2021年09月27日 | 放浪雑記

梨の“幸水”、“豊水”、“あきずき”の収穫も終わりに近づき、来月からは“新高”の時期を迎えます。
そして、ここ福岡県南部のお隣・・・
そう熊本県北部の荒尾市は梨の栽培が盛んなところ。
しかーし、そま中でも贈答用の梨となれば限られてくることから、ここは先行予約とばかりに毎年お世話になっている梨園まで車を走らせてきましたよ。
って言うか・・・・
梨って元々が薄味ですからね、それがもしハズレでもしたら最悪ですからね。
まぁ、そんなこんなで一番デカくて甘いやつを・・・・・
頼んどきま〰〰〰す!
いや、ホント
冗談抜でくさ、マジで頼んどくばい。

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ホヤの挿し木

2021年09月27日 | 昆虫・植物
先週、鹿児島県の沖永良部島でホヤ・カルノーサ(Hoya carnosa)のツルを持ち帰ったことは既に記事としてUP済み。
そして昨日は、そのホヤ・カルノーサのツルから不要な葉を落として挿し穂をつくり、素焼きの植木鉢にセットしてみました。
用意したものは、👇大体こんな感じ・・・ かな 
透明のビニール袋
素焼きの植木鉢
鉢底ネット
行燈仕立ての支柱
梱包テープ
養土(培養土+赤玉土+腐葉土)
日向土(鉢底石)


それでは早速・・・


植木鉢の底にある大きな穴に鉢底ネットを置いて、そこへ日向土(鉢底石)を2~3㎝ほど入れたブレンドした養土を鉢の半分ほどまで入れる。
で、ここで行燈支柱を鉢底深くに押し込みホヤ(サクララン)のツルを置いていくんだけど、最低でも2節は土で覆う。
まぁ、👆こんな感じですね。


そんでもって後は鉢いっぱいに養土を入れれば、ほぼ出来上がり。
まぁ、なんと簡単なことでしょう。
でもぉ・・・
ここで、ちょいと一工夫すれ日常の要管理がもっと楽になる。


と、言うのも・・・
ホヤ(サクララン)は、あるの湿度を欲しがる植物なので日常的に乾燥した環境下だと調子を落とす。
だから、挿し木の時も同じで湿度を高めに保ってあげないと発根率が落ちちゃうんだなぁ。
『あっ、それならアタシんちじゃ毎日散水するし、頻繁にミストスプレーでシュッ・シュッと出きるから大丈夫』なーんて人は別ですよ。


そして最後に覆ったビニール袋の上角をハサミで切って、ここからミストスプレーでシュッ・シュッとすると・・・・


👆こんな感じ
ちよっと過湿と受けとられそうなんだけど、これは毎日じゃないし気付いた時にだシュッ・シュッってね。
まぁ、ずーっと忘れてたとしても鉢の土から蒸散されるので問題なし。
あっ!最後に大事なポイントが・・・・
日光に当てちゃダメ。
ちゅ~うか、ホヤ(サクララン)は日陰を好む植物なので強い日差しに当てちゃうと黄色く葉焼けを起こし、トドのつまりは乾燥して枯れたツルだけに・・・・ なーんて事もある。
だから、挿し木で発根させる時も日陰で管理し、育てる時も直射日光を受けない明るい日陰がイイみたい。
と、言うことで・・・・
この鉢を100円ショップで買ってきた洗面器に入れて、1月間ほど腰水管理すると発根してくれるので様子を見ながら覆ったビニールを外すようにしています。

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島から帰宅してお初の給餌

2021年09月26日 | 魚(海・淡水)

今日は鹿児島県の沖永良部から帰ってから初めとなるオオウナギへの給餌日でした。
そして沖永良部へ出かける前から餌を切ていたので2週間ほど餌を抜いていたと思う。
でもぉ・・・・
ニホンウナギやオオウナギは餓えに強く、1~2ヶ月も餌を食べなくても屁の河童!
だって、WILDのオオウナギを餌付けする際に半年以上も食べないなんてことはザラですからね。
それよりも家を空ける直前まで餌を与え、その後に吐き戻したことで水が腐ったり、大量の排泄物で水質が悪化して昇天されるよりは餌を与えない方がマシ。
と、言うことで・・・・
今日は2週間ぶりに、👆この無頭のバナメイエビ2パックと25~26cmのアジをオオウナギへ与えることにしました。
ただ、このところは朝晩が随分と涼しくなってきているので、気温っていうか水温が高い時に比べると餌の食いが落ちているかもしれません。

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フクギの発芽セット

2021年09月25日 | 昆虫・植物

先週の17日に沖永良部(らっきょう島)で拾ったフクギの種。
で、その後の22日に1時間という僅かな時間で梱包しヤマト運輸に持ち込んだ。
そして、その荷物は和泊港に入港したマリックスライン (Marix Line)に積み込まれ、昨日のお昼に自宅へと届きました。
と、言うことで・・・
箱を開けて急ぐものを優先に中の物を取り出すのですが、その一つがフクギの種。


早々に種をセットする鉢を用意して・・・
そこへフクギの種を並べていくのですが、ちょうとばかり欲張り過ぎ感が否めない。


けど、それでも詰めるだけ詰めて並べて覆土をし・・・・


最後に覆土を均して播種データを記載したラベルを添付したら出来上がり。
しっかし、このフクギの発芽率が90%なんて本当なのかなぁ?
まぁ、それを確かめる意味で拾ってきてみたんだけど、次はテリハボクでもイッテみようかな。

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ツマベニチョウの強制採卵

2021年09月24日 | 昆虫・植物
皆さん、おはようございます。
昨日は沖永良部から急遽帰ってきた体を癒そうと、今流行りの“行動の自粛”ってやつをやってましたよ。
ただ、だからと言って大人しく“寝たきり老人”を決めこんでいたでも無く、島から持ち帰った母チョウの給餌をしたり強制採卵のためのセットを組んでたりしました。
その一つが、👇このツマベニチョウ。


移動ができるよう植木鉢に小さく仕立てたギョボクへ袋掛けをして、母チョウとなるツマベニチョウを放つ。
もちろん設置した場所はというと、温度が高く保てる温室の中でのことでですが・・・・


給餌して暫くは大人しく袋の内側に止まって全く動こうとしなかったのですが、お昼に向かい温度が上がってくると忙しく飛び始めるんです。
そして、この画像では解かり難いと思うのですがギョボクの葉裏に産卵中。
で、ここからが大事なんだけど・・・・
兎にも角にもツマベニは活発に飛び回り、そのためなのか吸蜜させたスペシャルドリンクを消費するが早く、2時間おき・・・?
いや、3時間おきには給餌をしないと産卵数が落ちる。
だからこそツマベニチョウは頻繁にハイビスカスなどへ訪花して蜜を求めていると思うんですよねぇ・・・


で、その結果はと言うと・・・
👆こんな感じ。
これは葉っぱ一枚に産んだ一部の卵ですが、トータルすると既に飼育のキャパを超えそうな量を産んでましたね。
って言うか・・・・
ツマベニチョウってモンシロのオバケみたいな大きさなので、お腹の中に持つ卵の量は半端ない。


そんでもって島で採った蛹はというと・・・
昨日の昼前だったかなぁ?
無事に1頭のメスとして羽化を終えました。

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