錯乱坊の彷徨える日々

フィールドでの出会いに癒しを求めて…

オオウナギへの給餌

2021年12月18日 | 魚(海・淡水)
今朝は飼育棟にいるオオウナギの給餌日でしたぁ。
いや、『でしたぁ!』じゃなくて・・・
16日の夜に用意していたのですが、その夜から病院送りになっちゃったもので、その結果として今朝になっちゃったんですよね。


そして早速、用意した4パック分のバナメイエビを与えると・・・・
水面から顔をヌーーーーーッと出して、パクッ!と食べる。
中には食べた後にタンクを一周し餌をもらう位置で待機する子もいれば、タンクの底に落ちた餌は食べないくせに竹ピンで差しだすと素直に食べる子とか十人十色ならぬ十鰻十色。
ただ何かしらストレスがあるのか最近は個体識別番号1512-Iのオオウナギだけは食いが落ちている。
だから、この子の場合は餌を入れ暫く電気を消してあげると食べているんだなぁ。
ちよっとシャイなのかなぁ?


で、こちらは昨年のクリスマスを前にした12月23日に南の島で釣ったオオウナギ(まだ個体識別名無し)
この子を含めて残り7匹のオオウナギの食いはマジ良好。
とにかく与える餌は全て食う。
ただ、そんな食欲から安価な豆アジで補いたいのですが、この時期になると店頭から姿を消しちゃうんですよね。
ならば、ここはやっぱり養鰻飼料の握り寿司ですかぁ?
まぁ、こちらの方が栄養のバランスはイイと思うのですがフィードオイルと合わせて練るのが大変。
だけど、そろそろ背に腹は代えられないところまで来ているのかなぁ・・・

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今頃だけど・・・ セミの標本

2021年12月18日 | 昆虫・植物
只今、イワサキクサゼミやらツマグロゼミなど、今期に採集したセミを展足台から下して箱に整理中。
しかーし、これで終わるかと言うと・・・・ 終わんな~い
何故かと言うと展足台の不足とスペースの関係で冷凍庫にて眠っているだなぁ。
要するに今では死語と化した『タンスの肥やし』ならぬ『冷凍庫の肥やし』ですよ。
と、言うか、いくらツマグロゼミの黄化型の出現比率を知りたいからと三桁も採るから、こんな結果になるんですよねぇ・・・


そこで冷凍庫で眠っているクロイワニイニイとかアカエゾとかをゴソゴソと冷凍庫から引っぱり出して処理してるんだけど・・・・
そんなストックされたセミの中には翅がタッパーの壁面を突いて曲がったり側面に押し付けられて翅がカールしてるんですぅ。
その一つの例が、👆これなんだけど・・・・ 画像だけでは伝わんないかな?
まぁ、輸入された海外産のセミがパッキングされたセロファンに押されて曲がったり半折れしてるような状況ですよ。
で、セミの翅が変形したような標本は余程の事がない限りは買わないし、もし採集した個体で翅が思いっきり変形してたら破棄されるのが落ち。


でもぉ・・・
このCherry爺ちゃんは違う。
曲がったり変形した翅は星一徹の大リーグボール養成ギプスならぬ矯正ギプスで直すんです。
と、言うか・・・
最近の良い子は星一徹なんて知らないだろうなぁ…ww
でも、ちょっと待てぇ!

そのタケゼミ(タケオオツクツク)は俺のじゃねぇ?
    ・
    ・
    ・
そう、アンタの・・・

採集されて1年半もの間、我が家の冷凍庫で眠ってたんだなぁ・・・・ ごめんね。
でも、どう?
イイ色してるでしょ?


そして、その矯正を終えた状態が、👆これなんだけど翅はピーンと伸びて変形したまま硬化していたとは思えないところまで矯正できました。
まぁ、ちょっとしたコツはあるけど・・・・
そりゃそうと、このケースの中にタケゼミとは別にミンミンも入ってましたよぉ。
これって数合わせ?
それともオマケ?
そんでもって抜け殻も・・・・


だから、その抜け殻の矯正を終えたところで触覚を接写してみましたぁ。
先週か先々週あたりだったかなぁ?
アブラゼミとミンミンの抜け殻について触れたことがありましたが・・・
抜け殻に残るミンミンゼミの触角はアブラゼミよりも毛が少なく、指で示した3節目は他の節と長さや太さはほぼ同等であるのに対してアブラゼミは太くて長い。
そんなことから発生地に残された抜け殻を回収して集計するとアブラゼミとミンミンゼミの発生比率が分かると言う訳。
だから・・・
抜け殻の標本を残しておくのも無駄じゃないんですよ。
ちなみにリュウキュウクマゼミとヤエヤマクマゼミの抜け殻は色が違うので一見しただけで区別できる。

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いっぱい食べなさい

2021年12月18日 | 両生・爬虫類
今年生まれたイシガメのチビたち。
“めざせイシガメ保育園”なんて事を言っているけど毎年のように『譲って!』と言う問い合わせが多い。
で、今期に生まれたうちの10匹も里親のもとへと旅立ったのですが、次期の種親候補として5匹は手元に残しました。
だって可愛いんだもん。
ただ、この子たちは何だかんだ言っても種親候補。
だから今は暖かい飼育棟の中でヌクヌクとした日々を送っていらっしゃるんだけど、そうなると餌も普通に食うんだなぁ。


と、言うことで・・・・
今からの寒い時期はチャック付の袋に水と一緒に入れて凍らせておいたカダヤシを事前に解凍して与えるようにしています。
そう!
カダヤシは外来生物に指定されているために生きたままのストックはできない。
だからザブングルの加藤じゃないけどカッチカチやぞ! ゾックゾクするやろ!なーんて感じに袋に小分けして凍らせているんですよね。


で、その解凍したカダヤシを子ガメたちのケースに入れると躊躇いもなく頭から貪り食う。
それも、食べ尽すと直ぐに『もっとよこせ!』と言わんばかりにゴソゴソと探し回る。
まぁ、食が細くて心配するよりもジャンジャン・バリバリと食べてくれた方が、こちらとしても安心できるってもんですよ。


ただねぇ、その小さい体の何処に入るの?って感じなんだけど・・・・
そして来年の冬までにはお外で越冬できるくらいの体をつくろうね!

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