これまでの、あらすじ・・・
27日に発覚した事情により急遽、予定を前倒しして渡航先である石垣島から帰ることとなったCherry。
よって、これと言った成果もあげらぬままと言うのも如何なものかと当日の夜からオオウナギを釣りに出かけたのであった。
しかーし、一夜明けた28日にはアジトの整理っていうか片付追われ、それを全て終えたのが29日の朝3時だった・・・・
そう、12時間後には空港で搭乗手続きを終えて帰りの飛行機に乗らないといけない。
だから、それから直ぐに仮眠を取り、朝の9時半からオオウナギの梱包作業に取り掛かった。
そして・・・
その梱包されたオオウナギと共に迎えのBoeing 737-881に乗って雨の石垣空港から飛び立った。
そして・・・
離陸から約20分ほどが過ぎて巡行高度近くまで達すると、これまで雨を降らせていた雲を抜けて青空が広がった快適な空の旅が始まる。
ところが・・・
27日の夜から28日の朝方にかけて夜通しで釣りをし、その日は睡眠も程々に翌日である29日の朝方3時まて部屋の片付けを行っていたものだから、機窓からの単調な風景を眺めていたら強烈な睡魔に襲われた。
で・・・
突然、プン
プン
プン
という音の後に『皆さま、当機は後15分ほどで着陸のため降下を始めます・・・』なんて機内アナウンスで目を覚まし、その機窓から外を見ると・・・・
これまでの青空とは一変し搭乗した飛行機は雲に挟まれた場所を航行していた。
あと15分ほどで降下を始めるって事は、ちょうど長崎県と熊本県の間を通過していると頃かな?
そして、搭乗したBoeing 737-881が雲の下へと出ると壱岐水道の上空を大きく旋回しながら飛行し、その後は志賀島を右手に見ながら福岡空港へと向けて降下を続けます。
すると直ぐに博多周辺の街が目の前に広がる・・・
そう、このあと1分もせずにオオウナギを乗せたBoeing 737-881は福岡空港の滑走路へと着陸です。
遅延により20分遅れで石垣島を発ったBoeing 737-881は、そのぶん到着が遅れたものの無事に福岡空港へと到着です。
ただ、こうやって画像で見ると周囲は明るく見えるのですが実際は随分と暗い。
と、言うか・・・
島の日没時間に比べると、ここ福岡は1時間ほど早く日没を迎えるので当然ですけどね。
そして、何気に到着したBoeing 737-881の機窓から下を眺めていると・・・
あっ!
見覚えのある箱が運び出されてる。
そう、自身の手で梱包したオオウナギの箱ですよ。
いやぁ、この時点で梱包から既に7時間ほどが経過しているので中のウナギは大丈夫かなぁ・・・
で、その梱包された箱が到着ロビーのターンテーブルに乗せられて流れてきた。
さぁ、ここからは全てがCherryに託される。
急いでカートに乗せて・・・・
空港の外で待機させた車に急いで積み込む。
が!
その気温は16℃。
いやぁ・・・
体が島での生活に慣れてしまい空港の外はメチャメチャ寒い。
でもぉ・・・
人に言わせたら、これでも暖かいんだって。
マジかっ!
そうやって遠い南の島から運ばれた今年最後の『空飛ぶウナギ』は無事に飼育棟のタンクに収容されて現在は経過観察中。
しっかし何故に急遽、帰らざるを得なくなったのでしょうかねぇ・・・
このツケは大きいよ!
いやホント、マジで。