アカムシ退治のスペシャリスト

オオウナギが食べない事を良いことにタンクの中で大繁殖をしたユスリカの幼虫･･･
そう、通称アカムシっていう生き物です。
まぁ、こいつを退治するには魚を入れれば直ぐに解決する話なのですが、その魚を入れたらアカムシが食べ尽される前に入れた魚がオオウナギに食べ尽されちゃうんです。
そこで･･･
あまり興味を示さない中サイズから小サイズのミナミテナガエビを川から採ってきて入れたんですね。
って言うか･･･
親サイズのミナミテナガエビだと大暴れするように追い回して食べるのですが、食べたとしても歯にも詰まらいような小さなサイズのミナミテナガエビだと食べようとする意欲が薄れるみたいなんですよね。
※ただし、小さなエビを入れ過ぎたりするとオオウナギの影に好んで隠れたり或は体表に乗ったりするので、そのストレスから餌食いが悪くなる場合もある。
で、そのミナミテナガエビの投入から随分と時が過ぎましたが、今ではタンクの底や側面に見られたアカムシの巣管も減り、飛び回るユスリカの成虫も以前に比べると随分と少なくなりました。
やっぱ、この手の生き物(アカムシ)はスペシャリストに捕食してもらうのが一番ですね。

掘り返しやがった！

いやぁ･･･
今朝は強い寒気の流れ込みで全国的に冷えてますよねぇ。
そして･･･
ここ福岡南部も結構冷えていて、昨夜の8時なんて気温が2.1℃まで下がったことから今朝の最低気温はどうなるの？って思っていたら日が明けると次第に上昇し、今現在は5℃にまで上がりました。
そんな寒い朝ですが･･･
飼育棟で採卵していたヤエヤママルバネクワガタのケースを見ると、投入していた♀がマットの上へと出てきていたんですぅ。
ならば、餌のゼリーを交換してあげようとフタを開けると････　ん？
この白っぽいやつは卵じゃないかい？
でも、老眼の目じゃ、ろくに見えやしない！
そこで、メガネをかけて見ると･･･
あっ！、やっぱり卵じゃん！
って事は、こいつ掘り返しやがたなぁ！
とは言え掘り返すって事は、まだ産む気があるのかなぁ？って、その♀を手に持ってみると････
あはーーーーー！
既に産み尽しているみたいで、その体は軽くてスカスカになってやんの。
と、言うことは、ただ単に掘り返しただけだったみたい････
そして、このケースは、そのままニャンコ便で送るつもりだったんだけど、こんなに寒くなったらカイロを入れて送るにしても難しいかなぁ？

ちょつと待って･･･

ここにUPしたオオウナギはCherryが石垣島より連れ帰り、来月で2年目を迎える識別番号1512-Iの個体です。
捕獲時の体長は63cmで、その時に掛った釣鈎は麻酔をかけて外しましたが、その際に過去に釣られた残鈎を確認する意味で検針用の金属探知機でチェックしています。
そして置き餌に馴らしたところで翌年の3月に駆虫薬のピペゲン錠を口径投薬し、それから暫く間を置いてトレマゾルを主成分とする駆虫薬を口径投薬しました。
でもって･･･
その後はトレマゾルを主成分とする駆虫薬を今年の春にも投与した結果、年一回の駆虫を繰り返した事になっています。
で、それが功を奏したのか飼育開始一年目の12月には75cmまで成長し、今現在は98cmにまで成長しています。
いやぁ、前置きの話が長くなりましたが････
このCherryが、この場で何を言いたいのかとと言うと、ショップへ入荷した個体やネットオークションに出品されている個体は、きちんとしたリートメントが出来ているかと言う事なのです。
もちろん「○○を与えてます」とか「○○を食べてます」とか表示は伝えるべき当然の内容ですが、オオウナギはシラスから育てられた養殖物のニホンウナギと違い、その殆どがWILD個体なので近い過去に釣られた残鈎のチェックや駆虫薬によるトリートメントは、きちんと出来ているのでしょうか？
そして、そんな訳の分からない売りっぱなしのオオウナギに大切な財布のお金が出せますか？
だから、タイトルの『ちょつと待って･･･』なんですよ。
まぁ、そんな事は自分で出来るからイイよ！って言うプロ級の方には愚問だったかもしれませんが･･･
しかーし、生き物には食欲旺盛な子や食の細い子など、それぞれが持った性癖があるので、ある程度の期間飼い込まれた個体で、きちんとしたトリメ出来ていて個々の性格などが把握された生体の方が良いんじゃないかなぁ？ってね。
今朝は、ちょっと長文になったけど少しばかり気になってたもので･･･