先日読んだ、サライ・インタビュー集「上手な老い方」の、料理研究家の辰巳芳子さんの
「旬のものをきちんと食べている人は、元気なだけでなく、
人生設計もちゃんとできる人です。」 この言葉が心に沁みました。
旬とは、その季節に、その土地が与えてくれる恵みなんです。
そして土地柄とは、風土の生理のようなもので、人体の生理代謝といつもぴったり一緒です。
だからこの二つの生理は、何時も調子を揃えて向き合っていないと、不自然さが出てくる。
旬から遠ざかり、純正の味も香りも忘れていると、身体の生理が狂ってくるのは当然なんです。
私も、野菜や果物の旬は大事にしています。基本余ほどのことが無い限り冬にトマトやキュウリは買いません。
夏でも、ハウスで栽培された野菜は、露地栽培と味や香りが違います。
幼い時に食べた、野菜や果物の味が懐かしく、出来ないなりに自分で栽培をするのです。
年がら年中出回っている、野菜や果物に接している子供たちに「旬」を尋ねるのは難しいことだと思います。
高い燃料を使って、ハウスで栽培された綺麗な野菜しか買わない、私たち消費者にも責任が有ります。
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