夢*想*花

人生○○年!!今までは家族のために頑張った。
これからは、自分のために楽しい、好き、糧になるを目標に過ごしたい。

* 鹿の王 *

2015-06-25 05:53:43 | 読書
 
   白壁に紫のクレマチスが素敵でした。

上橋菜穂子さんの「鹿の王上・下」を読みました。
「精霊の木」など、読んで見たいと思っていたのですが、なかなかチャンスがありませんでした。

予約数180人余との数字に、つい、予約してしまいました。(私も、読まなくちゃあ~)と
上・下それぞれ500ページ以上、上巻「生き残った者」は、登場人物の名前・絡まりあった複雑な部族の関係と名前
覚えるのに必死で、内容の把握迄いかず面白いのか?面白くないのか?
あやふやなうちに終わってしまいました。

下巻「還って行く者」で、やっといろんなことが判って、面白くなって一気に読みました。
折角の予約本。いつも回している友人に急いで回しました。

・・・・生き物はみな、病の種を身に潜ませて生きている。
    身に抱いているそいつに負けなければ、生きていられるが
    負ければ死ぬ。

    生の中には死が潜んでいる。
    (それでも、そうして生きるしかない。かぼそい命の糸を切られてしまわぬように
     懸命に糸をつむぎ直しながら・・・・・)
文中から抜粋

この言葉が、心に残りました。
この年になると、自分の命は勿論。周囲でもいろいろな病と闘っている人たちがいます。

いつも、ノー天気に旅行をしたり・音楽会や美術展に行って、うらやましく思っていた友人が
先日、「娘が乳がんに罹った。」と悲痛な電話。
「大丈夫治るから!」と、励ましたものの30代のお嬢さんに、ちょっと酷な病気です。

詳しいことは聞きづらくて、早く回復されるのを祈るのみです。
コメント
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