アイスの“定番”「あずきバー」と「ガリガリの値上げが、相次いで発表された。
ガリガリ君は25年、
あずきバーは24年ぶりの値上げ、
人件費などの高騰と合わせて値上げの理由に挙げているのが
「木製スティック」だ。
ガリガリ君の値上げが発表されたのは11日。
これまで希望小売価格(税抜き)は1本60円だったが、
10円高い70円になる。4月1日出荷分
25年間据え置いた価格を、なぜ今値上げしたのだろうか。
アイス商品は昨年、ロッテアイスや森永乳業、
ハーゲンダッツなどが乳製品価格の上昇を受けて値上げを発表した。
『子供たちに対する未来への投資』のため」値上げは見送っていたが、
今回は「企業努力でのコスト削減が可能な限界」を超えてきたという。
人件費や物流費などのほか、コストカットが困難になってきたのが、
棒アイスに欠かせない「木製スティック」だ。2013年と比べ90%も高くなったという。
値上げが報道されてから、Twitterでは「値上げの理由は棒らしいで!」
「ガリガリ君値上げの理由、棒の価格高騰なのwwわろたww」など、
意外とも言える理由への“ツッコミ”も相次いだ。
「【悲報】ガリガリ君値上げ」という書き込みもある一方、
「今まで安すぎだし、70円でも安いな」
「品質とパフォーマンスの維持の為だろうし素直に受け入れるよ」など、
理解を示す声も目に付いた。
「お客さま相談室にも、『25年間よく頑張った』というエールもいただいており、とてもありがたい。
オリジナルTシャツのプレゼントキャンペーン、
新しい味など、これからもファンの皆さまにもっと楽しんでもらえるよう工夫したい」と。
「あずきバー」は1973年に発売、当時の価格は30円。
今回は人手不足による人件費の高騰、物流費の上昇、砂糖の価格が高止まっていることなどから、
希望小売価格60円を70円に値上げする。
広報担当者は「引き続きコスト削減に努め、
これからも世代を超えて愛されるよう全社一丸となって取り組む」としている。
年間4億本を売り上げるガリガリ君と、
2億4000万本のあずきバー。
「値上げといっても庶民の懐にはありがたすぎるお値段」(Twitterから)であることは間違いない。
値上げしても、暑い夏には欠かせない味うちでは冷凍庫の常備品なのだ。