オヤジのひとり言

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古代中国では

2015年05月08日 | オヤジのひとり言

古代中国でも古くは新月(今でいう三日月)を

月初とする暦を使っていたようですが、

やがて天文学の進歩に伴って

朔日を月初とする新たな暦が作られました。

そして、

かって新月のことは、

月が出ると書いて「月出」ひ呼びました。

また大陰暦では一年の長さが354日となり、

暦と季節が毎年約11日ずつずれていきます。

そこで、季節の基準点として、

夏至、冬至などを含む24節気を定め、

これをもとに19年間に7回のうるう年

(1年を13ヶ月とする)を設け、

暦と季節を合わせる手法が編み出されました。

1年の始まりは、最初は太陽の復活する冬至とされたのですが、

のちに立春に改められた。

この暦は、月の満ち欠けをもとにしながらも、

太陽暦の一種であるともいえます。

このようなタイプの暦を「太陰太陽暦」と呼ばれています。

 日本で明治5年まで使われていた「旧暦」は、

この中国の暦を模倣して作られたもので、

朔を「ついたち」、

月出 を「みかつき」と訓読みしています。

今でも私達は毎月1日を「ついたち」

と読んでいますが、これは「月立ち」が訛ったもので、

本来は朔日を意味する言葉だったというわけです。