My Home Town(旧風力発電と子育て日記)

観光と風力発電と子育ての日記です。

当日記の内容については風車ファン以外の無断での転載転用を固くお断りします。

新しい物好き

2010-04-16 20:42:56 | 独り言
今月も風況が良い。風車の設備利用率が35%オーバーで推移し
ています。この調子で昨年度の分を取り戻したいですね。

一昨日、携帯電話をXperiaに替えました。バッテリーのもちを
除けば大満足です。ノートパソコンの出番が大幅に減りそうです。
来週の月曜日は分権一括法の関係で静岡に出張するのですが、
空き時間を潰すのに活躍しそうです。

機械ものに興味の無い嫁が珍しく、望遠のきくデジカメが欲しい
と言い出したのでCANONのPowerShot SX210ISを買いました。
1450万画素14倍ズームで3万円とはデジカメの低価格化には驚き
ます。

ipadの発売を楽しみにしていたのですが、結局5月に延期です。
4月中に買って連休に使い倒そうと思っていた人も多いのでは
ないでしょうか。

とりあえず新しいもの好きなので物欲を抑えるのに苦労します。
企画という職業がら色々なものに好奇心を持たないといけません。
と、嫁に言い訳しています。

風力発電に携わって(その9

2010-04-15 20:36:54 | 風力発電回顧日記
タワーの次に風車本体(ナセル、ブレード)の工場検査で長崎造船所
へ行きました。風車建設現場での配筋検査を済ませて昼からの出発
だったので長崎のホテルに7時頃ついて、ホテル前の居酒屋で夕食を
とりました。

検査当日は長崎造船所のオフィスで簡単な挨拶を済ませて、さっそく
検査となりました。この時、初めて発電機が韓国製であることや、
MWT‐600が生産を終了してカタログから消えることを知りました。
生産終了後の部品調達について質問したところ、「主要部品について
は在庫をしっかり確保しておくので大丈夫です」との回答がありま
した。今となってはそんなことは無かったことがわかったわけですが
その時は安心したのを覚えています。ちなみにそのように回答した
三菱重工の社員が誰だったかもはっきりと覚えてますよ(笑)。

工場検査は見る物すべてが初めての体験で非常にエキサイティングな
経験になりました。一番驚いたのはブレードの制作が非常にローテク
に見えたことです。ナセルの組み立て工場も意外と雑然としていまし
た。

昼休みには博物館内を見学させてもらいましたが、夕方まで検査が
続いたので長崎市内についてはまったく見て回る時間はありません
でした。いつかプライベートでぜひ遊びに行ってみたいと思います。

帰りは最終の新幹線で三島まで来て、車で大雨の中帰宅したのは午前
2時頃だったと思います。次の日も当然通常勤務だったのでけっこう
きつかったです。今となっては良い思い出です。

いい加減にして欲しい

2010-04-14 20:47:49 | 風車日記
風車のメンテナンスについて、次年度の予算要求期限の12月
初旬までに見積もりが欲しいと風車メーカーに毎年依頼して
いるのだが、22年度の保守点検の見積が未だに提出されてい
ない。

昨年も同じような状況で希望していた6月に点検をすること
ができなかった。自分はそのことが昨年8月の2号機の故障
を招いたのではないかと思っているが、今年もこのままだと
昨年の二の舞になりかねない。

こういう現状なので三菱重工がナセル工場をアメリカに建設
するという報道も見ても素直に喜べない。
たった600kw×3機のメンテナンスなんて本当はかかわりたく
ない馬鹿らしい仕事だということだろう。

これが自分のかかわる風車でなければ三菱重工の気持ちは良く
わかる。しかし自分は当事者なのでどんなに小規模な風車でも
売った責任というものがあるはずだと言いたい。

昨年、21年度の見積りが遅れた際にも、来年からは10年計画
に沿った金額で4月に契約できるように見積りを提出すると
言ったのは嘘だったのか?いい加減にして欲しい。

天草市通詞島の風車2年7カ月ぶりに復旧

2010-04-12 21:20:07 | 風車日記
以下、読売新聞の記事の転載です。

天草市五和町の通詞島で、落雷を受けて故障していた市の風力発電施設の修繕工事が完了し、2年7か月ぶりに発電が再開された。トラブルが相次いだこの4年間の稼働実績は、わずか6か月。年間300万円程度あった売電収益も、4年間で計約90万円にとどまっていた。市と島民は「もう故障しないで」と、祈るような気持ちで復活した島のシンボルを見守っている。(桜木剛志)

 施設は島の西端にあり、旧五和町が1999年3月、〈1〉浴場やレストランなどを備えた島の交流施設への電力供給〈2〉余剰電力の売電〈3〉観光のシンボル――を目的に設置した。

 高さ41・5メートル。長さ15メートルの羽根3枚を備え、最大出力は1時間に300キロ・ワット。総事業費は約1億5600万円で、県やNEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)の補助を受けて整備した。発電事業は2006年3月の合併に伴い、市に引き継がれた。

 最初のトラブルは、市が発足して間もない同年6月。砂混じりの潮風にさらされ、羽根の付け根部分が劣化。市は約1420万円かけて修繕し、07年6月に発電を再開したが、その2か月後に落雷に見舞われ、羽根を動かす心臓部の発電制御板が焼損。今度は約510万円かけて復旧させたが、完工検査を翌日に控えた08年1月、再び落雷に遭い、取り換えたばかりの発電制御板が壊れた。

 相次ぐトラブルを受け、市は、五和地区住民に再稼働の賛否を問う意向調査を実施。「不確実な事業に多額の税金を投じるべきではない」との批判もあったが、回答者の約4分の3が「沖合の野生イルカと合わせ、豊かな自然のシンボルとして復活させるべき」と再稼働を望んだ。

 市は約3040万円を投じ、電流を地面に逃がす避雷器を、本体に12か所設置するなどの対策をとり、発電再開にこぎつけた。市は「最も効果的な対策を施し、今度こそ大丈夫だと信じている」としている。

(2010年4月11日 読売新聞)

理解のある住民の方たちの期待に応えられるといいですね。
高さ41.5mしかないのに度重なる落雷被害を受けているようですが、
天草市は雷が多い場所なのでしょうか。もしそうだとしたら、最初
からもう少し雷対策に力を入れた方がよかったと思いますが、建てて
みないとわからないことも多いでしょう。

合併していることも復旧を遅らせた原因の一つかもしれません。
合併で風車を引き継いだ所は、風車を建設した自治体と比べて思い
入れが無いでしょうから、税金投入の決断が難しいのではないでしょ
うか。

とにかく、無事に運転が続けられることを祈ります。

風力発電に携わって(その8)

2010-04-11 17:19:24 | 風力発電回顧日記
平成15年度に入り、まずは4月21日に風車の建築確認申請書
を提出。4月25日にはNEDOに地域新エネルギー導入促進対策
費補助金交付申請書を提出しました。続いて5月20日には、
15年度許可債のヒアリングを受けるなど事務的な手続きを順
にこなしました。

この後、愛媛に風車タワーの工場検査に行きました。工場検査
なるものは初めてでしたが、15年度から経験豊富な建設課の先
輩が現場管理をサポートしてくれることになったので心強かっ
たです。飛行機嫌いなので往復新幹線でしたが、さすがにしば
らく電車には乗りたくなくなりました。

タワーは自分が予想していたのとはちょっと違い、古い鉄工所
で造られていましたが、こういうところが日本の製造業を支えて
いるのだと感じました。

風力発電に携わって(その7)

2010-04-10 17:37:51 | 風力発電回顧日記
平成14年度は風車建設に必要な道路を途中まで建設しました。
公共工事のルールに従い、自分が監督員になったのですが、設
計の縦断図に間違いがあった程度で大きな問題も無く工事は終
了しました。出来型検査をして14年度分の工事費を支払い、平
成15年3月26日にNEDOに補助事業実績報告書を提出しました。

道路が無い所に道路を一から造るのは初めての経験で、着工前
はイメージが湧かなかったのですが、実際の工事は意外と簡単
でした。道路ができると野生の動物に影響が出ると言う人もい
ますが、新しく道路ができた後も、道路を横切る動物が作った
ケモノ道の跡が数カ所道路の法肩にはっきりと残っていて、動
物が付近で生活していることが確認できました。

今日も嫁と三男と風車へ行ってきましたが、風車のまわりにも
鹿の足跡が付いていました。

禁煙ばなし

2010-04-10 09:32:38 | 独り言
先日友人と禁煙の話で盛り上がりました。その場にいた同級生6人
のうち禁煙者は3名です。
役場は煙草を吸う時はとうしているのか?と聞かれたので、庁舎内
に3カ所喫煙場所があることを説明したのですが、仕事中いつでも
吸いにいけると言うと「10時と3時とかの休憩時間だけじゃないの?」
と驚かれました。

確かに県内の吉田町では昼休み以外は煙草を吸えなくなるらしいし、
神奈川県庁でも午前・午後1本ずつしか吸えないらしいのでそれに
比べると喫煙者に優しい職場と言えるかもしれません。

ちなみに役場は10月からやっと全面禁煙になるそうです。ただし、議
会のある4階はわからないそうですが。これだと全面禁煙とは言えない
気がします。

風力発電に携わって(その6)

2010-04-08 18:04:28 | 風力発電回顧日記
NEDOへの補助申請時は風車の運搬のための道路は造らずに、
大型の台車をレールの上を走らせるような工法を予定したい
たのですが、申請後、再度、コンサルが現地を詳細に確認し
たところ、経費が当初の予定より更に3千万円ほど余計にか
かりそうだと言い出した。

今思えば、風車のメンテナンスや視察対応に道路が無いとい
うのは考えられないことだが、当時の町長が道路を新設する
ことに否定的だったようなのでそれに配慮した工法だったの
だろう。

コンサルが持ってきた変更案では道路を造れば費用はNEDOへ
の当初申請の範囲で収まるということだった。最初からそう
いう作戦だったのか?と思ったが、結果としてアクセス道路
の無い風車なんて考えられないことだと納得したものの、着
工もしていないのにNEDOに補助申請しなければならないとい
うのは少々、憂鬱だった。

NEDOの担当者は大きな台車で風車を運ぶ工法を見てみたかっ
たと残念がっていましたが、平成14年9月26日付で補助事業
計画変更承認が決定され着工できることになりました。この
変更補助申請の際のNEDOのヒアリングは池袋で行われたので
すが、その際も上司は見て見ないふりという感じで、コンサ
ルに同行してもらい町からは一人で出張しました。

風車の建設工事については大型クレーンを使わないクライミ
ングクレーン工法という特許工法によるものだったので、関
電工と10月23日に随契で仮契約しました。その後、11月1日
に議会臨時会で議決を経て本契約となりましたが、議会当日
は40度近い熱が出て、フラフラしながら仕事に行ったのを思
い出します。

長女と三男が入学しました

2010-04-07 19:59:11 | 子育て日記
昨日は長女が高校に三男が小学校に入学しました。
半分冗談で「どっちの入学式にお父さんが行こうか?」と聞きました
が2人とも「お母さんがいい」と即答でした。

今日は初めての通常登校でしたが、三男は家を出る予定時間の30分も
前からランドセルを背負って家の中をウロウロしていました。
「ドキドキか?」ときいたら「ワクワクだ」との答え。5年生になった
次男と走って近所の集合場所に向かいました。

長女は初めての電車通学です。昨日の入学式では緊張したらしく、帰っ
て来てから熱を出してしまいました。今日も朝から微熱があるというこ
とでしたが、こちらも元気に家を出ました。

初日の感想を尋ねると二人とも「楽しかった」ということなので、一安
心です。取り敢えず楽しく学校に行ってくれれば親としては心配が一つ
減ります。特に大きく環境の変化した長女には早く良い友達を作って充
実した高校生活を送って欲しいと思います。

風力発電に携わって(その5)

2010-04-06 21:25:48 | 風力発電回顧日記
平成14年4月23日にNEDOに風車建設の補助申請をしましたが、
補助率は45%でした。残りの55%は電気事業債という地方債を
借り入れました。

5月21日と27日に借入のための申請書を提出してヒアリングを
受けましたが、ヒアリングをする国の担当者も風車に対する貸
し付けは初めてで、ヒアリングというよりは風力発電について
の質問という感じでした。質問する方もされる方も風車につい
てまったくの素人という妙なヒアリングでした。

その後6月26日には風車を東京電力の配電線に繋ぐための電力
協議が始まり、7月14日付けで補助金交付決定を受け、決定通知
は8月5日に受け取りました。

しかしその後、風車の建設について大幅な設計変更をしたい旨の
申し入れがコンサルを担当していた東京電力からあり、着工もし
ていないのに、補助事業計画変更申請をするはめになってしまい
ました。