My Home Town(旧風力発電と子育て日記)

観光と風力発電と子育ての日記です。

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静岡空港

2008-08-27 21:20:24 | 独り言
ちょっと長くなりますが、少し前の朝日新聞地方版からの転載です。

『地元の空港を利用して修学旅行に行きませんか―。09年3月に開港予定の静岡空港から沖縄、北海道、韓国などへ修学旅行に旅立ってもらおうと、県空港部が県内の高校に「あいさつ回り」を始めた。1校でも200人規模の利用者が見込めるだけに、空港の利用者増に与える影響は大きいと、担当者は意気込む。だが、航空機の座席数や出発時間が「中途半端」という課題にも直面している。(阪田隼人)

 修学旅行シーズンとなる来年秋から冬にかけての旅行計画は、今年の7、8月ごろに各校と旅行会社の間で決まる。この時期を狙い、県空港部の職員は高校や会社に直接出向いて、静岡空港を利用する旅行を頼み込んでいる。
 県内の全高校170校の来年度の修学旅行の行き先を県が今年4月現在で調べたところ、沖縄が61校、北海道が12校、九州が12校。海外は50校が予定し、うち11校が韓国と中国だった。特に、全日本空輸(ANA)が就航を表明している沖縄へは「平和教育」をテーマに行く学校が多く、空港部の犬丸淳利用推進室長は「仮にこれらすべてが静岡空港を利用したとすると、1年間の座席数の2割以上を占めるほど」と期待する。

 しかし、課題となっているのが航空機の大きさと運航ダイヤだ。
 ANAが沖縄、札幌線への就航を予定するボーイング737の500型機(もしくは700型機)は120席程度。韓国のアシアナ航空がソウルとの間で就航させる予定のエアバス321の200型機は177席。日本航空(JAL)が札幌、福岡線への就航を予定する機体も150席程度だ。いずれも1学年の生徒数が200人を超えるような学校の場合は、一度に運ぶのが不可能だ。実際に、機体の収容能力を理由に学校側から難色を示されることもあるという。

 また、ANAの沖縄線は正午出発、午後2時半到着のダイヤ。「午前中の間に現地に着いておきたい」(県教育委員会高校教育課)という要望にも応えられない。
 県空港部は「班分けして、沖縄と北海道に行ってもらうことや、同じ行き先で静岡空港と中部国際空港に分けることもできる」と学校側に呼びかけ、来年度は財政面での優遇策も検討中。航空会社に対しても、シーズンだけ大型機や臨時便を出すよう求めており、ANA静岡支店によると「大型化を検討している」という。
 毎年、羽田空港経由で沖縄へ行く地元の吉田高校(吉田町片岡)は、「静岡空港だと現地集合でき、バス代の節約になる。何とか大型機を出してもらって行きたいと思っている」としている。

 伊豆半島で検討されているコミューター空港の建設について、県が30日までに、建設候補地を数カ所に絞り込んだことが分かった。今年度は各候補地での気象条件の調査を始める。
 同日開かれた県空港利用促進特別委員会で明らかになった。コミューター空港は滑走路が800~1500メートルの比較的小規模の空港を指し、離島などに設置されている。
 伊豆半島のコミューター空港建設の可能性については、伊豆半島の地域振興策の一つとして、県の総合計画(06~10年度)にも盛り込まれ、来年3月に開港予定の静岡空港との連携も考えられてきた。
 県は06年度から航空法に基づく地形条件に合うような候補地の絞り込みを進めてきた。具体的な場所は明らかにしていないが、今年度は300万円の予算で、各候補地での雲の高さや風向きなど飛行に影響する気象条件を調査する。
 委員会で、山村善敬企画部長は「気象条件が良く、静岡空港がオープンし、財政状況も併せて、県内にもう一つ空港を造っていいというふうになれば(具体的な空港建設の話が)進むだろう」と述べた。』

私は元々静岡空港の建設には懐疑的だったのですが、できる以上はより多くの人に利用してもらえるように努力するのは県の職員としては当然なのでしょう。とにかくなりふり構わず空港の需要喚起に躍起になっています。

しかし、この新聞記事を読むと何となく違和感を感じます・・・


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