先日、御前崎港に建っている静岡県の風車が故障で7カ月も
停止していることを書きました。その他、今までも時々、
故障したり、風が吹かずに停止している風車のことを取り上
げていますが、だからといって風車が駄目だとか、風力発電
が役に立たないと言っているのではありません。
実際、日本にはわずか1,500機余りしか建っていない風車です
が、世界では既に13万機を超える風車が建ち、更に増え続けて
います。ヨーロッパや米国では新エネルギーというよりは、
既に、その他の既存の発電方法と肩を並べる普通の電源となっ
ていますし、コスト面でもアメリカなどでは、火力発電より
安価だそうです。
当面の間、風力発電は新エネルギーの主役であり続けるはずで
す。最近よく、風車嫌いの人が風車を止めて太陽光発電を導入
したら良いではないかというようなことを、無責任に発言して
いますが、勉強不足であることを自ら白状しているようなもの
です。
例えば、東伊豆町の町営風車は4億9千万円ほどで建設されま
したが、この風車が発電しているのと同じ量の電気を太陽光発
電で代替しようとすると、その建設費用は安く見積もっても、
24億円程度はかかるでしょう。コスト面から風力発電の優位性
は当面揺るぐことはありません。この点からも新エネルギーの
主役はしばらく風車ということになるのですが、将来は効率
アップと大量生産によるコストダウンにより太陽光発電も有望
です。そうなれば、地域特性により風車と太陽光を使い分ければ
良いだけの話です。
日本の新エネルギーの導入量が現時点でわずかだから、その程度
なら、省エネの努力をした方が良いという意見もあるようですが、
これも、まったく将来のことを真剣に考えていないというか、温
暖化のことを甘く見過ぎているとしか思えません。
民主党のマニュフェストでは二酸化炭素削減目標は90年比でマイ
ナス25%です。政府は05年比で15%を掲げましたが、省エネ(個人
の努力)では政府目標でさえ達成不可能でしょう。
まして、もっと先を見ると先進国は80%の二酸化炭素削減を目標
にしなければいけないわけですから、電源構成を見直すのは、将来
世代に向けての私たちの責任ではないでしょうか。
当町では、アース・キッズ事業に取り組み、小学生に家庭での省エネ
に取り組んでもらっています。今日は、その取り組みの成果である
教材が学校から提出されたので、一通り目を通したのですが、継続
的に家庭で省エネに取り組むのはそう簡単では無いと実感しています。
新エネ導入だけを言う人も信用できませんが、「新エネ導入に代えて
省エネを」なんていう人はもっと信用できないですね。
停止していることを書きました。その他、今までも時々、
故障したり、風が吹かずに停止している風車のことを取り上
げていますが、だからといって風車が駄目だとか、風力発電
が役に立たないと言っているのではありません。
実際、日本にはわずか1,500機余りしか建っていない風車です
が、世界では既に13万機を超える風車が建ち、更に増え続けて
います。ヨーロッパや米国では新エネルギーというよりは、
既に、その他の既存の発電方法と肩を並べる普通の電源となっ
ていますし、コスト面でもアメリカなどでは、火力発電より
安価だそうです。
当面の間、風力発電は新エネルギーの主役であり続けるはずで
す。最近よく、風車嫌いの人が風車を止めて太陽光発電を導入
したら良いではないかというようなことを、無責任に発言して
いますが、勉強不足であることを自ら白状しているようなもの
です。
例えば、東伊豆町の町営風車は4億9千万円ほどで建設されま
したが、この風車が発電しているのと同じ量の電気を太陽光発
電で代替しようとすると、その建設費用は安く見積もっても、
24億円程度はかかるでしょう。コスト面から風力発電の優位性
は当面揺るぐことはありません。この点からも新エネルギーの
主役はしばらく風車ということになるのですが、将来は効率
アップと大量生産によるコストダウンにより太陽光発電も有望
です。そうなれば、地域特性により風車と太陽光を使い分ければ
良いだけの話です。
日本の新エネルギーの導入量が現時点でわずかだから、その程度
なら、省エネの努力をした方が良いという意見もあるようですが、
これも、まったく将来のことを真剣に考えていないというか、温
暖化のことを甘く見過ぎているとしか思えません。
民主党のマニュフェストでは二酸化炭素削減目標は90年比でマイ
ナス25%です。政府は05年比で15%を掲げましたが、省エネ(個人
の努力)では政府目標でさえ達成不可能でしょう。
まして、もっと先を見ると先進国は80%の二酸化炭素削減を目標
にしなければいけないわけですから、電源構成を見直すのは、将来
世代に向けての私たちの責任ではないでしょうか。
当町では、アース・キッズ事業に取り組み、小学生に家庭での省エネ
に取り組んでもらっています。今日は、その取り組みの成果である
教材が学校から提出されたので、一通り目を通したのですが、継続
的に家庭で省エネに取り組むのはそう簡単では無いと実感しています。
新エネ導入だけを言う人も信用できませんが、「新エネ導入に代えて
省エネを」なんていう人はもっと信用できないですね。