リタイヤ親父の暇つぶし

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真夏にスモークサーモンを作る方法の模索(番外編)

2018年06月04日 | スモークサーモン
気温の高い夏場にスモークサーモンを作ると冬に作ったものと比較すると、①燻煙時のサーモンの表面の水分の滲み出しが多い。このため出来たものは冬には感じられない酢酸による酸っぱさを感じる。②燻煙時間が長く取れないので香りは少ない。③冷蔵庫内で燻煙前にの乾燥しすぎると出来上がったものは表面が硬くてボソボソする。
 夏場は長時間の燻煙が出来ないので香りを犠牲に為ざるを得ない。燻煙前に香りを付けるものを調べると

燻製シートというものでシートの間にサーモンを挟み真空パックして数日冷蔵庫に入れておく。昔試した時は香りがきつく感じた。

今回は1日で取り出した。

次に選んだのは燻製パウダーです。今回初めて使用します。



粉をサーモンにまぶします。両面に粉を擦り込み真空パックします。写真の皿の量で片面分です。
 香りを付けたサーモンを1回だけ燻煙しました。

色づけのためスモークウッドの上にザラメを乗せました。ザラメが多かったのかザラメの部分で消えてしまいました。ザラメの量を減らしてなんとか3時間燻煙出来ました。温度は15~18℃でした。

左のスモークシートの方が色付きも多く少し硬く感じられますが味を損ねることはありません。右のスモークパウダーの方が柔らかく仕上がっています。どちらも控えめにスモークの香りを残しています。スモークパウダーはコスト的に安価であり高いスモークウッドの使用を減らせます。
 燻製シートやパウダーだけで燻煙なしでも一応スモークサーモンの味がします。ザラメでほんのり甘い香りをつけたかったのですが。今回はザラメが燃えにくかったみたいです。