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大胆演出 世界のニナガワ」朝日新聞

2016-05-13 | 藤原竜也
テレビやネットで蜷川幸雄さん追悼がいろいろ流れてます。

今日13日の朝日新聞には「大胆演出 世界のニナガワ」のタイトルで3分の2ページくらいが載りました。
蜷川さんと藤原竜也くんが稽古場で向かい合った写真も。
2005年の「近代能楽集」のときで、口元に指をあてるたっちゃんがカワイイ。
もうこういうポーズは取らなくなりましたね。

野田秀樹さんが亡くなる前夜に病室を訪ねると、
ベッドサイドには台本が3本もあって、すごいなと思われたそう。

ロンドン、バービカン劇場のディレクターは、
「大きな損失だ。彼の作品を何年にもわたって上演できたことは幸せで光栄なことだった」
と、あたたかいメッセージ。

阿部寛さん、宮沢りえさん、大竹しのぶさん、市村正親さんからのコメントものってます。

評伝「アジアの美彩った舞台」のタイトルで論説委員の山口宏子さんは、
「恥ずかしい」が蜷川さんの口癖だったとして、

「勲章など栄誉を受けた時は必ず、そうはにかんだ」
「稽古場では自分の美意識から外れた表現を「恥」と感じ、許さなかった」
「西洋の文化を、ただまねするのは恥ずかしい。」

 シェイクスピア劇やギリシャ悲劇を、日本の感覚で大胆に視覚化。
 それが「マクベス」は仏壇の中で演じられ、
「王女メディア」には津軽三味線が寄り添った。

また
 「批判する批評家は多かったが、観客は面白さを支持した。」
 「海外でも高く評価された。」
 「作品の力が『世界のニナガワ』に押し上げた。」

晩年の口調は「枯れた老人にはならない」
だったそうです。

 「舞台は最晩年まで、みずみずしく輝いていた。」
と結ばれてます。
山口さん拍手です。

長文はネットにも載ってます。

それにしてもテレビの出演者たちは、生で蜷川さんの舞台を観たことがないのかしらん。
舞台の感想を聞かないんですけど・・・
もし、観たことがなかったら、それはスゴク残念。

それから、夕刊に竜也くんのコメントが載ってました。
前日にお見舞いに行ったそうで
「最期に会えて良かったです。
 僕を産んでくれたのは蜷川さんです。
 たくさんの演劇人生をありがとうございました。
 真面目に突き進んでいきます」

いかにも竜也くんらしいコメント。
これからもガンバってくださいね。

くわしくはこちら→朝日新聞デジタル


写真は、ナイスなツーショット。