ふわふわ気分で

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「二人の約束」あったかでした

2008-02-17 | 演劇

渋谷パルコの「二人の約束」観てきました。
パルコのロビーは椅子がたくさんあるし、ゆったりモード。
舞台も観やすいし、好きです。
ネタバレありです。よろしく。

「劇団ふたり」公演「二人の約束」
作・演出:福島三郎
美術:池田ともゆき
照明:吉川ひろ子
出演:中井貴一、段田安則、りょう
パルコ劇場2月16日ソワレ観劇

あらすじ
古物商をしている小太郎(中井)は未だに独身。
バツイチのめぐみ(りょう)とは、兄妹のような間柄。
小太郎の家を覗いていた謎の男、大垣(段田)は、
塀から落ちた拍子に記憶を無くしてしまい・・・


中井貴一さんと段田安則さんの「劇団ふたり」の三度目の公演。
お二人の息も、もちろんぴったりだけど、プラスりょうさんとの相性も抜群。
とても楽しくて、笑いっぱなしの舞台でした。
その笑いもね、ほのぼの系でよかった~
笑いっぱなし、でも最後はほろっとして、うまく泣かされてしまいました。
話の流れもオチも、最初から読めてしまう舞台だけど、
三人の持つ、不思議なのんびり感が漂って、心地よい2時間余りでした。

金色の蛙がいいです。
手に握りしめて、死んだ人の顔を思えば、
その人の声が聞こえるという、不思議な(うさんくさい)蛙。
どんなんだろうと思ったら、スクリーンに映されます。
金色のかわいいのに笑いが・・・
舞台上からおりてくるスクリーン、グッドアイデアです。

福島さんがパンフで述べてますが
「人を信じるとか、約束を守るとか、当たり前なのに難しい。
 そういうことの大切さを・・・考える機会になればとてもうれしく思います。」

そうですよね。
本当に他人を信じるって、今の時代にありなんでしょうか。
騙されまい、裏切られまいとして、
いつも身構えて生活してるって感じは、わたしだけかな。

中井貴一さん「コンフィダント・絆」の時と違って、
DCカードのCMイメージの軽くて明るい役。
可笑しくて笑いっぱなしでした。
なんかね、タイミングがものすごくお上手。
それに、中井さんの声ってすごくステキ。
そういえば、ドラマ「鹿男あおによし」でも格調高くナレーターをされてますね。
骨董品(ただのガラクタ)を講釈する中井さん、楽しそうでした。
もっと色々聞きたい気もしましたね。

段田さんの方が、記憶を無くした男の難しい役だけど、
深刻になりすぎず、暗い話にもならずにお上手です。
段田さんってスリムなのね。
正座された時に、ホント厚みがないって感じ。

りょうさんは、初舞台だそうだけど、自然な台詞回しでびっくり。
勘が いいのかな。3人との呼吸ぴったりだし。
ラストの感情を顕にするとこも、うまい。
「リア王」にでてほしかったですね。
残念。

庭だけに降るきれいな雪に見とれてしまいました。
キレイな粉雪。
始め雪を作る機械の本物、と思ったけど、発布スチロールかなんかかな。
きれいなシーンでした。

引越しの荷造り場面、本でも置物でもどんどんダンボール箱に入れてたけど、
小物とか新聞紙なんかに包まないと、壊れちゃうんじゃない、
って、気になってしまいましたけど・・・
あれで、いいのかしらん。

それにしても、タイムカプセルを掘り出す約束って・・・
わたしなら完璧に忘れてますね。
ははは・・・
ん?タイムカプセルって埋めたことなかったよね。
はて・・・

心があったかくなる「二人の約束」
オススメです







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